ルパン三世

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ルパン三世
作品名
ルパン三世
るぱんさんせい
略称:
なし
原作
原作者: モンキー・パンチ
メディア:
漫画
 ジャンル
背景:
内容: アクション
ハードボイルド
感想:
 ルパン三世の評価
★★★★★
★★★★★
総合評価
あなたの評価と感想
ストーリー
story
キャラクター
charactoer
作画・アニメ
animation
音楽・主題歌
music
声優・配役
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 出演キャラ一覧

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 放送
タイトル
放送局/放送
監督/製作

ルパン三世 第1作
YTV
1971年10月24日~1972年3月26日(全23話)
大隅正秋 (1話~6話、9話、12話) Aプロダクション演出グループ (7話、8話、10話、11話、13話~23話)
東京ムービー

ルパン三世 第2作
NTV
1977年10月3日~1980年10月6日(全155話)
東京ムービー新社

ルパン三世 PARTIII 
YTV
1984年3月3日~1985年12月25日(全50話)
東京ムービー新社

ルパン三世 第4作
NTV
2015年10月2日~2016年3月18日(全24話)
矢野雄一郎
テレコム・アニメーションフィルム

ルパン三世 PART5 
NTV
2018年4月4日~2018年9月19日(全24話)
矢野雄一郎
テレコム・アニメーションフィルム

ルパン三世 PART6 
NTV
2021年10月10日~2022年3月27日(全25話)
菅沼栄治(第1話 - 第24話) 富沢信雄(第0話)
トムス・エンタテインメント
あらすじ

ルパン三世 PART5 

フランスへやってきたルパン達の今度の狙いは、闇のサイト「マルコポーロ」から仮想通貨を盗み出すこと。そのためにシステム作成者がいるというツインタワーの地下へ向かうが、そこにいたのはアミ・エナンという14歳の少女であり、ネット界では「アンダーワールド」として有名なハッカーであった。アミを連れ出したルパン達は彼女の手で仮想通貨を盗むことに成功するが、被害を受けたマルコポーロの幹部達はその腹いせに「ルパン・ゲーム」を考案。ルパン達はネットやSNSを通じてその行動を逐一把握され、世界中の人々から追い回される羽目になる。

ルパン三世 PART6 

舞台はロンドン。発端は、第二次世界大戦後にイギリス政府を陰で支配していると言われている秘密組織「レイブン」の隠し財宝に繋がる一枚の映画ポスターだった。ロンドンに住む紳士・フォークナー卿は仕事場からその一枚絵を持ち出すが、誰かと待ち合わせていたところをスコットランドヤードに取り押さえられる。そこに現れたロンドンの名探偵の名を継承する諮問探偵シャーロック・ホームズは、そのフォークナー卿はアルベール・ダンドレジーの変装した偽物であることを看破する。MI6まで現れ追い詰められたアルベールは自決を図るも旧知の仲であるルパン三世に助けられ、彼に例の一枚絵を持ち去られる。ルパン一味も一枚絵を狙っていたのだ。
 主題歌
オープニングテーマ
「ルパン三世主題歌I」(「ルパン三世その1」)(第1-3話)
作詞 - 東京ムービー企画部 / 作曲 - 山下毅雄 / 編曲 - 山下毅雄(TV用)、馬飼野康二(レコード用) / 唄 - チャーリー・コーセイ
「AFRO LUPIN \'68」(「ルパン三世その4」)(第4-15話)
作曲・編曲 - 山下毅雄 / 唄 - チャーリー・コーセイ / ナレーション - 山田康雄
「ルパン三世主題歌3」(「ルパン三世その3」)(第16-23話)
オープニングテーマ - 「セクシー・アドベンチャー」
作詞 - 宮原芽映 / 作曲・編曲 - 大野雄二 / 歌 - 中村裕介 / レーベル - バップ
エンディングテーマ - 「フェアリー・ナイト」
 劇場版
タイトル
上映日
監督/製作

ルパン三世 ベネチア超特急
(るぱんさんせいべねちあちょうとっきゅう
1978年3月18日
御厨恭輔(演出)
東京ムービー

ルパン三世
(るぱんさんせい
1978年12月16日
吉川惣司
東京ムービー新社
ある日、一人の男が処刑された。その男が「ルパン三世」であることは、鑑識の結果、事実だった。だが、その事実を信じようとしない男がいた。警部である、その男・銭形は、狂気に取り付かれたかの様な勢いでルパンが埋葬されているドラキュラ城へ車で行き、「物事には、限りってものがあるんだ」とルパンの遺体に自らの手でとどめを刺そうとするが、遺体は爆発してしまう。その時、爆発の衝撃で引っくり返った銭形の目の前には、先ほど爆発したはずのルパン本人が現れる。そのルパンの言葉によると処刑されたのは偽者であるらしく、銭形はとりあえずと言わんばかりにルパンを逮捕しようとするも、逃げられてしまう。自分が本物か迷いつつもルパンは不二子の依頼を受け新たな仕事へ出発。次元と共にエジプトにあるピラミッドから「ある石」を盗み出した。その石は、人間に永遠の生命を与えるとの言い伝えがある「賢者の石」と呼ばれるものだった。その頃、不二子はとある男の用意した部屋にて裸で寝ていた。起床を促す声で渋々寝起きのシャワーを浴び惜しげもなく裸体を晒す不二子、まるで乳房を見せつけるかようなスタイルで入浴していた目的は声の発生源を見つけ出す事であった。乳首を見せてまでたどり着いた発生源はフェイクであり、不二子は男の正体に未だたどり着けずにいた。それすらも想定の範囲内であるかのように微笑んだ不二子は裸体のままバイクスーツを装着、ルパンの元へと走り出す。賢者の石を持ってきたルパンに対し、不二子はいつにも増す形で冷淡な態度で応対し、ルパンの隙を突いて硬化ガスを吹き付けて賢者の石を持ち去ってしまった。そんな不二子もまたある人物に依頼されていたが、「マモー」と名乗る依頼主は、ルパンを使って不老不死に関する品物を集めていた。しかし、ルパンは盗聴器付の偽物を渡したため、マモーに狙われる。不二子はマモーの手を逃れてルパンの前に現れて助けを乞うが、次元と五ェ門は不二子の密告によって痛い目に遭っていたため不二子を許さない。不二子をかばうルパンに愛想をつかした2人は、ルパンのもとを去ってしまう。ルパンと不二子は2人だけの一夜を過ごすことになったが、不二子はまたもルパンを欺き、麻酔薬でルパンを眠らせ、やって来たマモーの部下・フリンチに引き渡した。フリンチに捕らえられたルパンは、マモーの島でダヴィンチ、ナポレオン、毛沢東、ヒトラーなどの歴史に大きな影響を与えた人物らしき人々に出会う。彼らはマモーのクローン技術によって複製された人々だった。マモー自身も1万年前から自己を複製し続けてきた複製人間(クローン)、永遠の命を得た「神」だと自称するが、ルパンは信じない。一方、次元と五ェ門はFBIのゴードンに拘留されてしまう。マモーはアメリカ政府をも脅迫し、医学・細胞学や生命工学の機密情報を要求していたのだ。マモーの本拠地を問い詰められるもシラを切る次元と五ェ門は、ゴードンの上司であるスタッキー大統領特別補佐官の命令により釈放され、ルパンの残したメモを元にマモーの島へ船で向かうが、船底には必死に船に掴まる銭形がいた。そのころルパンは賢者の石と不二子を奪い、島中を逃げ回っていた。そこへ助けに来た次元の手によってマモーは射殺され、五ェ門によってフリンチは斬られ、ルパンたちは逃げ出すことに成功する。そして、島はアメリカ軍の空爆によって葬られた。空爆を命じたスタッキーは「この世で神がいるのだとすれば、それは我々だ」と言い放つ。コロンビアの田舎町にあるホテルへやってきたルパン一行だったが、そこへ死んだはずのマモーが現れて不二子を連れ去り、処刑されたルパンはマモー自身が作ったクローン、いやあるいは処刑されたルパンが本物では…と挑発する。ルパンの「お前が神なら、奇跡を起こせ」との反発に答えるようにコロンビアの街を大地震が襲い、街は廃墟と化す。そのカラクリを見破ったルパンは、心が折れた次元の制止を振り切り、単身マモーの本拠地へ乗り込み対決の時を迎える。マモーは本拠地で核ミサイルのボタンを押してアメリカ政府を挑発するが、ルパンの工作により核ミサイルはその場で爆発し、マモーの本拠地は崩壊。戦いの末、自らのクローンを失ったマモーはロケットで宇宙に逃げようとするが、ルパンに阻まれ、遂に最期となる。マモーとの対決が終わり、ルパンを追って来た銭形の前で、ルパンが不二子にキスをしながら服をめくり乳首を押した瞬間、全ての秘密を揉み消すため各国からマモーの秘密基地へミサイルが発射される。不二子は次元に救出され、残されたルパンと銭形は手を取りあって逃げ出すのであった。

ルパン三世 カリオストロの城
(るぱんさんせいかりおすとろのしろ
1979年12月15日
宮崎駿
東京ムービー新社
世界的な怪盗ルパン三世は仲間の次元大介 ・石川五ェ門 と共に、モナコの国営カジノの大金庫から大金を盗み出すが、それが真券同然の精巧さで知られる幻の偽札「ゴート札 」であることに気づく。ルパン家の家訓の一つ「偽物に手を出すなかれ」に従い札束を撒き散らすように投げ捨てたルパンと次元は、ゴート札を次の標的に定めて、その出処と疑われているヨーロッパのカリオストロ公国に向かう。入国したルパンは、車に乗ったウェディングドレス姿の少女が何者かに追われているのに出くわす。少女はこの国の亡き大公の娘クラリス だった。クラリスは、父に代わって国を治めているカリオストロ伯爵 に結婚を迫られたため逃げ出したのだ。ルパン達は追っ手を撃退したが、ルパンはクラリス共々崖から落ち、さらに落ちてきた枯れ木が頭を直撃して気絶、その間に別の追っ手が迫り、クラリスはルパンに累が及ばないよう単身その場を離れ、連れ去られてしまう。ルパンはクラリスが偶然その場に残した指輪を見て、彼女が、かつてゴート札を狙って公国に忍び込んだ末に重傷を負わされた自分を介抱してくれた幼女本人だったことに気付く。一方、捕らえたクラリスが指輪をしていないことに気づいた伯爵は、クラリスの逃亡を手助けしたルパンらに暗殺集団を差し向ける。宿に現れた暗殺集団の手を逃れたルパンは伯爵にクラリス奪取を予告、五ェ門を呼び寄せるとともに、ルパンの逮捕に執念を燃やす国際警察(ICPO/インターポール)の銭形警部 に情報をリークし、クラリスが監禁されている伯爵の城へ来るように仕向ける。ルパンは水道橋を伝って城内に潜入、銭形に変装して衛士隊を欺きさらに内部に潜入する。先に城に使用人として入り込んでいた峰不二子からクラリスの居場所を聞き出したルパンはクラリスと対面して指輪を返し、クラリスとしばし心を通わせるが、伯爵に見つかり地下牢獄へ通じる穴に落とされてしまう。しかしルパンは、秘かに本物とすり替えて置いた盗聴器仕込みの偽の指輪を通じ、伯爵の狙いがカリオストロ家の先祖の財宝であり、その鍵である2つの指輪の内の片方の持ち主であるクラリスに結婚を強いていたことを聞き出すと、自分が本物のクラリスの指輪を持っており、クラリスに危害を加えないよう伯爵に警告する。ルパンは地下牢獄で先に落とし穴に落とされていた銭形と再会し、指輪奪還の為に放たれた暗殺者を協力して返り討ちにして地下牢獄から脱出する。その際、礼拝堂の地下にある偽札工場を発見したことにより義憤を抱く銭形と、クラリスを連れて城を離れたいルパンは、城からの脱出までの間、一時休戦することになる。ルパンは銭形とともに伯爵のオートジャイロを奪い、再びクラリスの幽閉場所へたどり着いたものの、追いついた伯爵一味に胸を撃ち抜かれて重傷を負う。伯爵はルパン助命と引き換えにルパンから指輪を取り戻して投降するようクラリスに言い、すんでのところでそれを反故にするが、銭形と不二子の手でルパンは辛くも脱出、クラリスと本物の指輪を置き去りにする羽目に陥った。ルパンと別れた銭形は持ち帰った偽札の証拠を国際警察に提出し出動を要請するが、「高度に政治的な問題」であることと「クラリスをルパンから守った」伯爵を支持する世論を理由に、国際警察はゴート札について各国毎の対応に留め不動を貫き、銭形を愕然とさせる。3日後、大公夫妻に仕えていた庭師の老人に助けられ昏睡から目覚めたルパンは、その翌日にクラリスと伯爵の結婚式に忍び込んで奇襲を仕掛ける。一方、不二子から「ルパンが伯爵とクラリスの結婚式を襲う」と聞かされた銭形も、「ルパンによる結婚式襲撃を阻止し、同時にルパンを逮捕する」という天下御免の名目でカリオストロ公国へと再び向かう。ルパンは衛士隊と暗殺集団、そして城内に突入してきた銭形隊との乱闘に乗じてクラリスを救出、同時に指輪を奪取する。ルパンは水道橋を渡った先で逃げ込んだ時計塔で追っ手と戦うが、再び伯爵にクラリスを捕捉されてしまう。ルパンは時計塔を見て気付いた指輪の秘密を伯爵に教え、指輪を使うことで手に入るであろう宝と引き換えにクラリスを無傷で引き渡すよう要求、さもなくば指輪を湖に投げ捨て伯爵も倒すと宣言。伯爵は要求を呑むふりをして、不意打ちでルパンを窮地に陥れる。ルパンを助けるために伯爵を道連れに投身しようとしたクラリスは、伯爵によって湖へと突き落とされる。ルパンは後を追って宙に身を投げ、クラリスを抱き止めながら共に湖へと落ちて行った。「文字盤のヤギのレリーフの目に指輪をはめ込むことにより財宝への道が開かれる」。ルパンのその言葉通り、文字盤のヤギの目に二つの指輪を収めた途端に時計が急速に動き始め、逃げ場を失った伯爵は巨大な時計の針に挟まれて無残な最期を遂げる。時計塔は崩壊して大量の水を排出し、城の地下牢獄や偽札工場も浸水する。しばらくして夜が明け、無事に湖岸へと辿り着いていたルパンとクラリスは湖の底から現れた遺跡の姿を目の当たりにする。湖は実は時計塔を水門としたダム湖で、財宝とは先祖が隠した古代ローマのポリスであり、時計塔の仕掛けは湛えられている水を排出して沈んだ遺跡を表出させるための装置、そして指輪はその起動装置だったのである。銭形が不二子とともに衛星テレビ中継で偽札工場の全容を全世界に晒したことで、ようやく国際警察も動き出し、歴史の暗部と言われたカリオストロ公国についに捜査のメスが入ることになった。クラリスはルパンについて行くことを望むが、ルパンは葛藤しながらもクラリスに留まるよう諭し、「困った事があったらいつでも連絡しろ、地球の裏側からだってすぐ来てやるから」と言い残し、次元と五右衛門とともに去って行く。ルパンを追ってきた銭形が、“彼は何も盗んでいない、自分の為に戦ってくれた”と擁護するクラリスに、ルパンがクラリスの心を盗んだと言い当てると、クラリスは目を輝かせて「はい」と答える 。ルパンと銭形たち警官隊の車は、追いつ追われつしながら地平線へと消えていくのだった。

ルパン三世 バビロンの黄金伝説
(るぱんさんせいばびろんのおうごんでんせつ
1985年7月13日
鈴木清順、吉田しげつぐ
東京ムービー新社
ニューヨークの街角にある店に、一人の老婆が入ってきた。その店は、怪物のマスクを着用して夜通し騒ぎまくるナイトクラブ。その老婆、ロゼッタと顔なじみのルパンは、ゴリラに扮して上機嫌。だが、そこに届いた宅配便の中から銭形警部が現れ、ルパンはオートバイに乗って逃走する。それを追う銭形警部との激しいバイク逃走劇は、ブロードウェイの巨大な看板へと舞台を移していく。その一部始終を苦々しく見つめている男たちがいた。ニューヨークを牛耳るマフィアのボス、マルチアーノと若頭のコワルスキーだった。「ルパンを殺せ」、マルチアーノはコワルスキーにそう命じる。ある夜、ルパンのもとに現れたロゼッタ。彼女はルパンに、こんな話を始めた。紀元前5世紀、メソポタミア文明の古代都市「バビロン」では、滅びる前に神の手によって国内の財宝が全て集められ、今でもその財宝はどこかに隠されているというのだ。それこそが、ルパンがマルチアーノから聞き出そうとしている秘密だった。マルチアーノは先代からバビロンの黄金を探し求めていたのである。ロゼッタはルパンに古びた燭台を残し、いずこへか去ってしまった。その頃、銭形警部は「国際婦人警官ビューティーコンテスト」の参加者5人を部下に従え、ルパン逮捕の作戦を計画していた。オリエント急行内で待ちかまえる銭形警部と婦人警官5人組。だが、同じくマルチアーノもルパン暗殺を狙っていた。不二子と合流したルパンはバベルの塔が発掘されたというイラクへ向かう。 塔の内部に潜入したルパンは、立体映像の美女に出会い、黄金の獅子像を見つける。だが、確かにそれはお宝ではあるものの、「バビロン中の黄金を集めた」にしては財宝のあまりの少なさに、ルパンはおかしいと疑問に思う。ルパンは、バビロンの真の黄金を探すべく再びマンハッタンへと戻る。ルパンの推理は的中し、マディソン・スクエア・ガーデンの地下空洞に大量の黄金が存在した。マルチアーノに捕らわれた不二子を救うため、ルパンはマルチアーノのアジトへと潜入する。

ルパン三世 風魔一族の陰謀
(るぱんさんせいふうまいちぞくのいんぼう
1987年12月18日
大関雅幸(演出)
東京ムービー新社
飛騨の山奥にある神社で、石川五ェ門と墨縄家の跡取り娘である紫との結婚式が行われていた。いにしえの習わしに従い、墨縄家の壺が五ェ門に手渡されようとしたその時、覆面装束の一団が壺を奪おうと現れた。ルパン達の活躍で何とか壺を取り返したのもつかの間、花嫁の紫がさらわれてしまう。その壺には墨縄一族の先祖が残した財宝のありかが記されていた。 そして、それらを狙う風魔一族は、四百年もの間その財宝を狙っていた。それを知ったルパンたちは、墨縄家の隠し金庫から壺を盗み出して紫との交換へ向かう。一方、風魔はルパンが死亡したと思いこんで警察官を引退し、山寺の住職となった銭形警部を呼び寄せた。ルパンと風魔、双方ともあわよくば壺と紫を両方手に入れようと思っていたが、交換場所である機関車整備庫に銭形警部がやってきたため、壺は風魔、紫はルパンへと入れ替わるだけになった。その後、五ェ門がルパンに財宝から手を引けと迫るが、ルパンはすでに壺の秘密を解読しており、五ェ門・紫とは別行動をとることになる。不二子は単独で風魔を調査し、財宝の秘密に探ろうとするが逆に捕まってしまい、不二子につけた発信器を逆手に取られたルパンは銭形率いる警官隊と派手なカーチェイスを演じるハメになる。不二子は自力で風魔のアジトを脱出し、壺の底に隠されていた黄金の鍵を手に入れていた。その鍵こそ、財宝が隠された洞窟の落盤を防ぐ安全装置だったが、それはすでに風魔に財宝を奪われまいとする墨縄老人の手によって破壊されていた。財宝が眠る洞窟へ乗り込んでいく風魔、五ェ門と紫、そしてルパンたち。そこに仕掛けられた様々な罠や迷路、幻覚ガスなどを突破し、ついにたどり着いた地下空洞には、すべてが黄金でできている巨大な財宝の城が建っていた。刻々と地下空洞の落盤が迫る中、黄金城の財宝を巡ってルパンと風魔の最終決戦が開始された。

ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス
(るぱんさんせいくたばれのすとらだむす
1995年4月22日
白土武
東京ムービー新社
1999年第1の月、地中海で原子力潜水艦が爆発事故を起こす。その事故こそ、有名な予言者であるミッシェル・ド・ノストラダムスの残した預言書の第2章第3節にある「海を照らす太陽に似た灼熱のせいで、ネグロポントの魚が灰焼きにされよう」という予言が的中した証拠である、と新興集団であるノストラダムス教団の指導者ライズリーは観衆に説く。さらにライズリーは、「世界の滅亡は近く、その大災難から逃れるにはこの手にある“失われた予言書”に従うしかない!」と説く。一方、ブラジルのリオデジャネイロでは、サンバカーニバルが開催されていた。そのどさくさに紛れ、150万$のダイヤを手に入れたルパン三世は、銭形警部との鬼ごっこから逃れたアトランタ行きの旅客機の中で、ダイヤを隠した人形を生意気な少女ジュリアに奪われてしまう。さらにジュリアの教育係として同乗していた不二子にも返り討ちにされる始末。しかし、この機にもノストラダムスの予言は降りかかる。その予言とは、予言書の第7章62節にある「11人の勇者の乗った大鷲が姿を消す」というもの。その旅客機にはサッカーブラジル代表チームが同乗しており、機はハイジャックされてしまう。一路、旅客機はハイジャックグループの指示でモロッコへと向かう。身代金の要求を待つ間、ひとまず女性と子供、サッカーチームが解放される。しかし、数分後にハイジャックグループの所持していた時限爆弾が突然、作動を始める。ルパンと次元、男性客らは、この混乱に乗じて犯人を取り押さえ、脱出することに成功。直後に旅客機は機体もろとも大爆発した。ルパンと次元はハイジャックグループの動揺ぶりから、ハイジャックが狙いではなく、何か裏があると睨む。それと共に旅客機のそばから見守る不二子とジュリア。すると突然、後方からヘリコプターが現れ、2人のもとへ飛来する。不二子が抵抗を試みたが、ジュリアはヘリコプターに乗せられ連れ去られてしまう。不二子の話によると、ジュリアはアトランタに本部がある巨大財閥であるダグラス財団の一人娘で、父親であるダグラスは、次期大統領候補に出馬するほどの大物。そのダグラス財団が所有する高さ1000mの世界最大のビル「アースビル」の最上階に秘蔵されている“失われた予言書”を5000万$の報酬で欲しがっている富豪がいるという。そのためには、どうしてもジュリアが必要になるのだ。不二子のIDでアースビルの下見に訪れたルパンであったが、ハイテクビルの警戒システムは他のビルには類を見ないほどの厳重さであった。失敗し、ひとまず退散するルパンと次元は予言書を探して旅をする五右衛門と合流し、ノストラダムス教団が持つ予言書が偽物である事を知る。そこでルパンは、過去このアースビルへ唯一潜入に成功した老泥棒フィリップからネタを頂戴しようと、あえて重犯罪者収容施設、通称「処刑島」へ潜り込む。フィリップに出会ったルパンであったが、同じく秘密を狙うノストラダムス教団のクリス率いる実行部隊の手によって、フィリップは殺されてしまう。かろうじて島から脱出したルパンは、アマゾンの河畔の村で少年セルジオに助けられ、別人として教団に従事していた不二子から、腕につけられたミサンガの遠隔操作によって洗脳されていたというカラクリを知る。フィリップが残したメッセージによると、彼の残した義眼こそが金庫室の認識キーを解錠するための、ダグラス親子3人だけが持つ固有網膜情報のコピーだったのだ。勝負はアースビルの最上階。これまでも予言書のままに事件をデッチ上げてきたノストラダムス教団は、アースビルの崩壊を予言し、ビル全体に時限爆弾をセットした。ジュリアの誘拐脅迫にもかかわらず大統領選に出馬を表明しようとするダグラスと、ダグラスの妻にしてジュリアの母親でもあるマリアの葛藤も他所に、クリスはライズリーを裏切り、“失われた予言書”を自分のものにしようとアースビルへ強行突入する。人間のありとあらゆる感覚器を欺くバーチャル防衛システムの脅威に守られた金庫室へと潜入するルパン。爆弾による連鎖爆発によって、アースビル倒壊のカウントダウンが進行する中、“失われた予言書”をめぐって、ルパン、クリス、ライズリーによる三つ巴の争奪戦が展開する。

ルパン三世 DEAD OR ALIVE
(るぱんさんせいDEADORALIVE
1996年4月20日
モンキー・パンチ
キョクイチ東京ムービー
ズフ国は国王と王子パニシュが殺害されて以来、首狩り将軍による独裁政権が敷かれていた。将軍は国王が漂流島に隠したといわれる財宝を狙っていたが、今まで軍隊をもってしてもその財宝を手に入れられなかった。無数の白骨が転がるこの島にルパン達も足を踏み入れたが、島に備えられた驚異的な防御システムを前に撤退を余儀なくされたのだった。この島の防御システムの正体は何なのか。ルパン達はその鍵を握るとされる将軍の娘エメラに接近するが、銭形が仕掛けたおとり作戦にはまってしまい、アジトを将軍の軍隊に急襲される。そしてエメラの囮となってルパンのアジトに潜入した女性工作員オーリエンダーはルパンたちから奇妙な話を聞かされる。将軍に殺されたはずのパニシュ王子を街で見たというのである。王子に対して特別な感情を抱くオーリエンダーは彼を求めて街へ繰り出す。同時期ルパンには100万ドルの懸賞金が懸けられ、銭形やズフ国家警察長官クライシスだけでなく、賞金稼ぎにも追われる身となる。そして物語は王子の出現に伴うズフ国の動揺とルパンの仕事とが並行して展開していく。

ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE
(るぱんさんせいVSめいたんていこなんTHEMOVIE
2013年12月7日
亀垣一
TMS、だぶるいーぐる
ある日、月島の宝石店に怪盗キッドがダイヤを盗みに入るが、本物のキッドである黒羽快斗はその様子を「誰だあいつ」と怪訝そうにうかがっていた。江戸川コナンはスケボーに乗ってキッドを追跡するが、あと一歩のところで突如現れた何者かにスケボーを真っ二つにされ、取り逃がしてしまう。その手口から、コナンはルパン一味の石川五ェ門が斬鉄剣でスケボーを切断した事や、キッドがルパン三世の変装であった事に気付く。一方、追跡を振り切ったルパンはアラン・スミシーという謎の男に連絡を取る。峰不二子を人質に取られたルパンは、テストとしてキッドに変装して盗みをさせられていたのだ。翌日、コナンは少年探偵団と阿笠博士の家に居た。コナンがルパンの日本滞在理由を思案していた時、テレビで海外の人気アイドル・エミリオが来日したというニュースが流れ、少年探偵団はエミリオに釘付けになるが、そのニュース映像にかつてヴェスパニア王国の事件捜査でコナンと手を組んだルパン一味の次元大介の姿を見付けたコナンは、ルパン一味が何かを企んでいると睨む。同じ頃、米花町の銀行の金庫で厳重に保管されている宝石「チェリーサファイア」を頂くという、ルパンからの予告状が警察へ届き、万全の態勢を敷いて待ち構える銭形と佐藤、高木だったが、ルパンにまんまと出し抜かれ、町を滅茶苦茶にされた挙句チェリーサファイアを奪われてしまった。その頃、鈴木財閥の情報力を利用、園子はエミリオの宿泊するホテルを突き止め、蘭、コナン、そしてクラウディア目当ての小五郎は園子と共にホテルへ押し掛けるが、4人はそこでエミリオの日本公演が何者かによって脅迫されている事を知る。エミリオはホテルを抜け出し、嫌がる蘭と乗り気の園子を連れてベルツリータワーへ遊びに行く。コナンは1人ホテルに残り、エミリオへの脅迫の真相や次元の目的を探っていたが、やがて次元と合流。そこでコナンは蘭からの連絡をうけ、同時に次元はクラウディアからの連絡を受けて、2人はタワーに向かう。一方、展望台で蘭と園子を撒いたエミリオは、展望台上部の立ち入り禁止区域で腰掛け、夜景を眺めていた。蘭の説得によりそこから戻ろうとしたエミリオは突風に吹き飛ばされ、一度は転落しかけたが、蘭、次いで園子が駆けつけ、辛うじてぶら下がる。なおも危機的状況に置かれた3人を、タワーに到着したコナンと次元が救出する。ホテルに戻ったエミリオはクラウディアから厳しい叱責を受けるが、ベルツリータワーでの一件を通じて、気持ちを切り替え、ライブへの意欲を見せる。その頃、単独でルパンのアジトを突き止める事に成功した3人の少年探偵団はアジトに乗り込むが、あっさりと五ェ門に一服盛られて眠らされてしまう。3人は不二子によって阿笠博士の家へ返されるが、代わりに拉致同然に同行させられた灰原は、豪華なホテルで下にも置かない待遇を受け、浴室で永遠の若さを叶えるという薬アポトキシンに関する情報を求められる。ライブ前日、スタッフ達は本番への準備に大忙しの中、クラウディアはエミリオがまだ無名だった頃を蘭に語る。その頃、チェリーサファイア捜索を続けていた銭形達は、ルチアーノが小物のマフィアと密輸業者という顔を持ち、彼が日本で何らかの取引を計画している事を知るが、情報を得てもルパンの目的は不明のままライブ当日を迎えてしまう。クラウディアからの情報によって、アラン・スミシーなる人物とルチアーノが接触するだろう事を予想して銭形達は網を張るが、裏をかかれライブ会場から抜け出されてしまう。同じ頃、独自にルパンを追っていたコナンは「ある場所」へ向かっていた。アランとルチアーノの取引が行われる場所である羽田空港旧整備地区では、アランとルチアーノが互いに挨拶を済ませるが、ルチアーノの条件がチェリーサファイアではないと知り、アランは動揺する。その瞬間、ルパンが現れ、更にFBIを引き連れたコナンも登場し、混戦模様となる中、ルパンを狙う銃口からルパンを庇った事でコナンが負傷してアランの人質となってしまい、チェリーサファイアとコナンの双方を手に入れたアランは飛行機で逃走を図る。遅れてやって来た不二子の助けを借りてアラン達の乗る飛行機に飛び移ったルパンはコナンと合流し、2人はタッグを組む事になった。ルチアーノの暴挙により墜落の危機に陥った飛行機は、辛うじて体勢を立て直す事には成功したものの、パイロットは死亡し、アランも瀕死の状態になっていた。飛行機の応急操縦と機器の修理をしながら真実が語られるが、ヴェスパニア鉱石を表沙汰にしたくないヴェスパニアとジランバより日本へ「航空機撃墜要請」がなされていたため、防空司令部より2人が乗る飛行機の撃墜命令が出され、航空自衛隊のF-15J戦闘機が輸送機への攻撃を開始する。スパローによる最初の攻撃は辛くも回避したものの、回避手段のチャフも撃ち尽くして絶体絶命の状態に陥ってしまい、最後の手段として、ヴェスパニア鉱石から作ったチェリーサファイアを使って危機を脱する作戦を決行する。機体損傷によって極限まで追い詰められた2人だったが、コナンの機転とルパンの操縦技術によって作戦は成功し、攻撃を回避。しかし飛行機とともに、真相は全て海の中へと沈んでしまった。後日、目的の一つであるヴェスパニア鉱石が他国に渡る事を阻止する事には成功したものの、奪還自体には失敗してしまったルパンは、手ぶらで帰るわけにはいかないと美術館に潜入し、お宝を頂こうとするが、そのお宝は勝手に名を騙った仕返しで既にキッドに盗まれた後であり、更に銭形や服部らに現場に踏み込まれ、追いかけっこを始めたところで物語は終わる。

LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標
(LUPINTHEIIIRDじげんだいすけのぼひょう
2014年6月21日
小池健
テレコム・アニメーションフィルム
東西に分断されている西ドロアと東ドロアは、7日前に西ドロアで発生した、東ドロアの歌姫クイーン=マルタ暗殺事件の影響で一触即発の状態になっていた。そんな中、コンビを組んだルパンと次元は、東ドロアからマランダ共和国に譲渡された秘宝「リトルコメット」を盗むため、東ドロアにあるマランダ共和国大使館に潜入する。首尾よく「リトルコメット」を盗んだルパンだったが、直後に東ドロア警察が大使館に駆け付け、ルパンと次元は街中に逃げ込む。しかし、そこで次元が狙撃され、続けてルパンも撃たれてしまう。アジトに逃げ込んだルパンと次元は、摘出した弾丸がクイーン=マルタ暗殺に使用された弾丸と同じものだと気付き、次元は郊外の墓地に向かう。そこには次元の墓が用意されており、次元は狙撃手の正体が、ターゲットの墓を事前に用意するヤエル奥崎という殺し屋だと知る。次元は、自分がボディーガードをしていたクイーン=マルタの復讐を決意し、ヤエル奥崎のアジトに向かう。協力を拒まれたルパンは独自にヤエル奥崎のアジトを突き止め、アジトに到着していた次元と共に乗り込む。しかし、そこにヤエル奥崎の姿はなく、部屋のモニターには不二子の姿が写っていた。不二子は機密書類「カラミティファイル」を狙って潜入したクラブ・ロンドのオーナーに捕まっていた。助けに行こうとするルパンの前にヤエル奥崎が現れ、次元は一騎討ちを挑むが敗れてしまう。ルパンは次元を連れて埠頭に逃げ込むが、次元はヤエル奥崎に狙撃されてしまう。オーナーに捕まった不二子はクラブ・ロンドで見世物にされるが、そこに現れたルパンに助け出され脱出する。ルパンは不二子が盗み出した「カラミティファイル」を見ると、そこにはクイーン=マルタや次元など、東ドロア政府がヤエル奥崎に命令した暗殺対象者のリストが書かれていた。ルパンが不二子を連れて墓地に向かうと、そこには新たにルパンと不二子の墓が用意されていた。翌朝、海沿いのカフェに姿を現したルパンを遠方の塔から狙撃するヤエル奥崎だったが、銃弾は外れ、ヤエル奥崎は背後から狙撃される。ヤエル奥崎を狙撃したのは、射殺されたと偽装していた次元であり、ルパンはマイクを通してヤエル奥崎の狙撃トリックを暴く。次元は決着を着けるためヤエル奥崎の前に現れ、二人の決着を見届けるためにルパンも塔へと向かう。一騎討ちでヤエル奥崎を破った次元は、クイーン=マルタ暗殺に関する「カラミティファイル」の内容をマスコミにリークし、ルパンと共に東ドロアを後にする。そして、薄灰色の肌にカールを巻いた頭髪の小柄な老紳士が世界各国が東ドロアへの軍事介入を決める内容のニュースを聞きながらそれを監視カメラの映像で見届けて「禁断の果実を口にしたな」という言葉を口にする。それからしばらく経った雨の日、ヤエル奥崎が暗殺予告代わりに用意していたルパンと次元、そして不二子の墓標が銭形警部に発見され、それを見た銭形が「忙しくなりそうだ」と呟くシーンで物語は幕を下ろす。

LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門
(LUPINTHEIIIRDちけむりのいしかわいぇもん
2017年2月4日
小池健
テレコム・アニメーションフィルム
剣術の腕を買われた五ェ門は、伊豆半島を根城にするヤクザ・鉄竜会の用心棒として雇われる。不遜な態度をとる五ェ門に幹部たちは不満を抱くが、五ェ門は鉄竜会の運営する賭博船の中で他の組の襲撃から組長を守り、幹部たちを黙らせる。同じ頃、ルパンと次元は賭博船の売上金を盗むため金庫に侵入し、先回りしていた不二子と出会う。ルパンと不二子は売上金を山分けすることにしたが、直後に賭博船が爆発する。様子を探りに機関部に向かった五ェ門は、そこで斧で機関部を破壊する大男に遭遇する。五ェ門は大男を追い詰め目的を尋ね、大男は「ルパン・次元・不二子を殺しに来た」と答える。隙を突かれた五ェ門は大男を逃がしてしまい、さらに雇い主である稲庭牧男が爆発に巻き込まれて死んでしまう。翌日、爆発現場に公安警察の銭形が現れ、海上保安官たちに大男の行方を尋ねる。大男の素性を尋ねる海上保安官に対し、銭形は「バミューダの亡霊だ」と答える。同じ頃、稲庭牧男の葬儀に現れた五ェ門は、彼の息子・稲庭Jr.に用心棒の務めを果たさなかったことをなじられ、仇を討つことを誓う。一方、ルパンたちは伊豆山中のアジトで祝杯を挙げていたが、そこを「バミューダの亡霊」ホークに襲撃される。ルパンたちは逃走するもののホークに追い付かれるが、そこに五ェ門が現れる。五ェ門は自らにかけられた汚名をそそぐため、ホークに戦いを挑むが、ホークは五ェ門の太刀を受け止めて彼を弾き飛ばしてしまう。ホークは五ェ門を無視してルパンたちを殺そうとするが、そこに銭形が駆け付け、ルパンたちは逃げ出し、ホークは「眠気には勝てない」と呟いて無抵抗のまま逮捕される。ホークに敗れて誇りを失った五ェ門は、剣術を磨くために修行を始めるが、彼に敗れたことがトラウマとなり刀を抜けなくなっていた。一方、銭形は公安局長からホークを釈放するように圧力をかけられる。そのまま局長室を出た銭形の元に「ホークが脱獄した」という報告が入り、銭形は追跡を開始する。ホークは追手のパトカーを振り切り逃走するが、出くわした銭形にバイクを撃たれ、崖下に転落する。しかし、ホークは無傷で立ち上がり、ルパンたちを殺しに向かう。ルパンと次元は、五ェ門の修行を途中まで見届けていたが、ルパンは彼の修行が完遂間近なことを悟り、五ェ門の前から姿を消し、ホークの情報を集めるため銭形に自首する。五ェ門は修行を終えて満身創痍の状態で鉄竜会の組員たちと出くわし、稲庭Jr.から用済みと判断され、幹部の西郷兄弟からリンチを受ける。その中で、実力が開眼した五ェ門は、西郷兄弟をはじめとした稲庭四天王以下、鉄竜会の組員50人を次々と斬り捨て、ホークから手を引くことを稲庭Jr.に認めさせる。一方、ホークの襲撃を受けたルパンと次元は銭形の元から逃げ出し、山奥の古寺に逃げ込む。ホークはルパンと次元を追い詰め、止めを刺そうとするが、そこに五ェ門が到着する。五ェ門はホークに一騎打ちを挑み、斧で左腕を斬られながらも彼の右腕を斬り捨てる。ホークは五ェ門に斬りかかろうとするが、五ェ門に首を斬り落とされる恐怖を感じ、勝負に敗れたことを認め、五ェ門の前から姿を消す。ホークが去った後、五ェ門は今回の事件で犠牲になった人々のために祈るが、そこに銭形が現れてルパンと次元を逮捕しようとする。五ェ門は修行を見守ったルパンと次元への義理を返すため、2人を逃がして銭形に闘いを挑む。

LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘
(LUPINTHEIIIRDみねふじこのうそ
2019年5月31日
小池健
トムス・エンタテインメント

ルパン三世 THE FIRST
(るぱんさんせいTHEFIRST
2019年12月6日
山崎貴
トムス・エンタテインメント
第二次大戦時のフランス。考古学の権威であるブレッソン教授は、ある日記とブローチを娘と婿、孫娘に託し、逃亡させた。そしてブレッソンは自宅に侵入してきたナチス兵の凶弾に倒れたのであった。逃亡に成功した夫婦もすれ違ったナチスの車による激しい攻撃を受け、最後はトラックと衝突し夫婦は事故死してしまうが孫娘だけは奇跡的に生還。そしてナチスの車に乗っていたランベールも事故に巻き込まれ足を負傷しながらも孫娘が持っていたブローチを奪ってその場から逃走した。時が流れ、十数年後のフランス。とある博物館で開催されている「ブレッソン回顧展」において、'ブレッソン・ダイアリー'が披露された。しかしその直後、警備員から「ブレッソン・ダイアリーをいただく」という内容のルパン三世の犯行予告状が届いた。そのため、日記を安全な場所に移されることになり、警備員が日記を持ち出そうとした時、警備員の一人であったレティシアがその警備員の異変に気づき、取り押さえた。慌てて走ってきたにも関わらず、汗を全くかいていなかったのである。予告状を持ってきた警備員はルパンの変装だったのだ。レティシアの通報によりすぐさま駆けつけた銭形がルパンを取り押さえようとしたが、取り逃してしまう。一方で、警備員と一緒に日記を持ち出したレティシアは隠し持っていた睡眠ガスで警備員を気絶させた。実はレティシアは日記を狙って警備員になりすまして侵入していたのである。日記を手に入れたレティシアは屋上に身を潜めていたが、先回りしていたルパンに日記を奪い返されてしまった。しかしルパンもヘリコプターに乗って来た不二子にまんまと日記を奪われ、駆けつけた銭形ら警察に逮捕されてしまう。ルパンと銭形との騒動に乗じて逃走したレティシアはトランシーバーでランベールに日記の入手に失敗したことを報告するが、バックアップとして用意しておいた不二子が入手に成功したこと、例の約束はなかったことにすることを告げられ、落胆する。銭形に逮捕されたルパンは、助けに来た次元と五ェ門の活躍により脱出に成功し、日記の奪還を目指すも、次元と五ェ門が協力を拒否したため、単独で行動することとなり、レティシアの自宅へ向かった。一方でルパンから日記を奪った不二子はランベールに日記を渡し、報酬を受けとろうとしたが、トランクに仕掛けておいた盗聴器をゲラルトに見破られ、拘束されてしまう。日記を手に入れたランベールはブローチに隠されていた鍵を使って日記の鍵穴に差し込んだが、鍵は開かなかった。実は鍵は2つ存在し、その2つを組み合わせる必要があった。レティシアの自宅に侵入したルパンは、レティシアが考古学を学んでいることを知り、自分が'エクリプス'と呼ばれるお宝を狙っていること、レティシアが所持しているブローチと同じ型の物を所持していることを教える。レティシアは着替えの最中にルパンが現れたこと、ルパンが同じ型のブローチを持っており、鍵は2つ存在することを密告した。ランベールは例の約束をネタにルパンを自分の元へ連れてくることをレティシアに指示した。レティシアは自分が持っている情報と引き換えにルパンに協力を呼びかけ、ルパンはこれを承諾。ランベールらが乗っている飛行艇と接触する連絡船に忍び込み、飛行艇に潜入した。そして艇内の金庫をあっさりと破り、中に保管してあった日記を手に入れたルパンは日記に触れた途端、昔触れたことがあるような懐かしい感覚を感じる。日記を開くにはアルファベット8文字から成るパスワードを入れる必要があり、一度鍵を差し込むと時限装置が作動し、60秒以内にパスワードを入れなければ爆発してしまう。レティシアが誤って鍵を差し込んでしまい、一度は窮地に陥ったルパンだが、なんとか解錠に成功する。日記の中身はブレッソンが無限エネルギー発生装置である'エクリプス'に関する情報を古代ヘブライ語、アッカド語など様々な言語で記した手帳であった。ルパンが手帳を読んでいる隙にレティシアはルパンに銃口を向けるも、ルパンは予め弾を抜いており、「泥棒は嫌々やるもんじゃない」と改めて釘をさす。さらにレティシアから密告を受けていたランベール達も現場に駆けつけ、ルパンはハンスに拘束されてしまう。レティシアはランベールに約束通りルパンを連れてきたため、例の約束の件を改めてお願いした。レティシアは考古学の最高学府であるボストン大学の考古学部への進学を目指しており、計画が上手くいったあかつきには、受験を許可するという約束をランベールと交わしていたのだ。ランベールは「恩知らず」と激怒したものの、レティシアの成長を喜び、「全てが上手くいったらボストン大学でもどこでも受験するといい」と受験を許可した。しかしレティシアと入れ替わりで部屋に入ってきたゲラルトに、自分達が高く評価していた論文がレティシアが執筆した論文の盗作であったことを指摘され、「あの娘に感謝した方がいいのではないか」と告げられたことにランベールは悔しさを滲ませる。一方、拘束されたルパンは同じく拘束されていた不二子と再会。不二子は持ち前の色気で兵士を誘惑し瞬く間に制圧、置いてあった飛行機で脱出に成功する。またルパンから日記を奪ったランベールは日記の内容を読み解き、ゲラルトの口からアドルフ・ヒトラーが南米へ逃れて生存している可能性があることを知る。ゲラルトはエクリプスを手に入れてヒトラーに献上することで、第三帝国の復活を狙っていたのである。しかしその話をレティシアに聞かれ、かつてランベールがナチスの研究機関であったアーネンエルベに所属していたことを突き止められる。ゲラルトはレティシアを始末しようとするが、間一髪でルパンと不二子に助けられる。さらに不二子から情報を得た次元と五ェ門も現場に駆けつけたが、飛行艇に車を爆破されてしまう。ルパンは飛行艇を追いかけるために、仕方なく銭形に自分の居場所を通報し呼びつけ、車の破片で作ったルパンの人形に食いついている隙にICPOのヘリコプターを奪ったが、銭形だけ付いてきてしまった。一度は協力を拒んだ銭形であったが、レティシアに懇願され、協力することとなった。ヘリコプターの給油のために立ち寄った海上油田で、ルパンは日記のキーワードがレティシアの名前であったことから、彼女の祖父がブレッソンであったこと、ブレッソンに研究資金を提供していたパートナーがルパン一世であったことをレティシアに告げる。エクリプス遺跡に到着したゲラルト達は遺跡の入り口を塞いでいた岩を銃で破壊して奥へ進み、部屋に辿り着いた。ランベールはハンスに先に行くように指示し、ハンスは奥の部屋へ進もうとしたが、仕掛けられたトラップによって押し潰されてしまった。ゲラルトは日記無しで遺跡の攻略は不可能と判断し、一度飛行機の墜落現場へ引き上げることにした。それと同時に遺跡に到着したルパン達は、日記に書かれている事柄をヒントに、第一、第二の試練を突破していく。そして最後の試練である「死の回廊」の奥に切り刻まれたルパン一世の帽子が横たわっていた。これを見たルパンは次元から帽子を奪い取って回廊の中へ投げ入れ、レーザーの発射音と位置を見抜いた上で腕時計からワイヤーを射出し、奥へと進んでいく。途中でレーザーにワイヤーを弾かれてしまうも、回廊の天井に突き刺さっていたルパン一世のステッキを使って窮地を脱し、無事に回廊を渡りきった。試練を突破したルパンは奥の部屋にあるエクリプスの装置を発見するも、待ち伏せていたランベール達に制圧され、レティシアを連れ去られた上、エクリプスを奪われてしまう。エクリプスを解放したランベールは兵器を起動させると、それはマイクロブラックホールの類であり、地上へ落とされると瞬く間に辺りの地表を飲み込んでいった。強大な力を得たランベールであったが、そんな彼をレティシアは批判的な眼差しで見つめる。彼女の態度に腹を立てたランベールはアーネン・エルベの本部ごとベルリンを吹き飛ばし、世界の王になることを述べるが、これに激怒したゲラルトによって射殺されてしまう。するとアーネン・エルベの本部からゲラルドへ「総統(ヒトラー)の生存が正式に確認された」との通信が入り、ゲラルトはアーネン・エルベの南米支部へ向かう。そこで待っていたのは車椅子に乗ったヒトラーとその部下であった。ゲラルトはヒトラーにエクリプスを紹介し、所持していたナチスの名銃モーゼルc96を手渡そうとしたその時、咄嗟に銃を奪ったレティシアがヒトラーに銃口を向けた上で「この世界をどうしたいのか」と問い、これに対してヒトラーは「私は選ばれた人間による美しい世界を作りたいだけだ」と答えた。その直後、ゲラルトによって取り押さえられたレティシアはヒトラーの部下によって連れて行かれた。エクリプスに搭乗したゲラルトはヒトラーに操作方法を教えた。すると車椅子に乗っていたはずのヒトラーが急に立ち上がり始めた。またレティシアに銃口を向けていたヒトラーの部下も銃を下ろした。その正体は次元であり、南米支部は既に銭形達によって制圧されていた。また、ヒトラーの正体は変装していたルパンであり、ゲラルトが所持していたヒトラーの写真もICPOがナチスの残党の反応を見るために流した偽物であったことをルパンが告げる。これに激怒したゲラルトはルパンに襲いかかるも、ルパンは兵器を起動し、飛行艇内にマイクロブラックホールを発生させた。ルパンはその混乱に乗じてパラシュートで逃亡しようとしたが、ゲラルトに取り押さえられ、取っ組み合いの末、ゲラルトはブラックホールに飲み込まれる。かろうじて脱出したルパンは宝物庫から大量の金品を盗み出した不二子と遭遇。さらに次元から銭形が追いかけてくることを告げられ、レティシアに別れの言葉とボストン大学からの招待状を手渡し、「5年後にまた会おうぜ」と告げてその場を去った。実はルパンは密かにレティシアの論文を大学に送っていたのである。別れの言葉を告げるレティシアを背に、ルパン達はいつものように追いかけてくる銭形から逃げるのであった。
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