映画 クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王
えいがくれよんしんちゃんあくしょんかめんVSはいぐれまおう
あらすじ
子供たちに絶大な人気を誇る特撮ヒーロー番組『アクション仮面』の撮影中、突然スタジオで爆発が起こる。混乱の中、何者かがアクション仮面の力の源であるアクションストーンを奪い、どこかへと去っていった。一方で幼稚園の夏休みが始まった日、しんのすけとみさえ親子は買い物の途中に古そうな駄菓子屋を見つけ、その店でアクション仮面カードが付録としてついているチョコビを購入する。そして偶然にも幻のレアカードだと噂されていたNo.99のゴールドカードを手に入れる。その数日後、海に行った野原家は海辺に建っていたアクション仮面アトラクション・ハウス(アクション仮面アトラクションランド)の中に入り、「時空移動マシン」というアトラクションに乗り不思議な体験をする。家に戻った野原一家だったが、翌日奇妙な出来事に直面する。新聞には「早く来てくれアクション仮面」という見出しが並び、通勤途中にハイレグ姿の人々を目撃したひろしは家に舞い戻ってみさえ達にその事を伝える。テレビにはハイグレ人間にされた人々が映っていた。直後、野原家に謎の一団に追われた北春日部博士と助手の桜リリ子がやってくる。リリ子は番組の撮影だと思っていた一家に対して、1週間前に新宿に宇宙からやって来たハイグレ魔王が皆をハイグレ光線で無理矢理ハイレグ姿のハイグレ人間に変えて東京を制圧し、出動した自衛隊も返り討ちにして支配地域を埼玉・千葉・神奈川へ広げている、とテレビのニュース映像を交えて説明する。混乱する野原一家に対しリリ子は、野原家が昨日乗った「時空移動マシン」は本当に時空間を移動してしまうメカで、野原一家は時空移動マシンの力で時空を越え、架空の人物であるアクション仮面や北春日部博士が実在しているパラレルワールドに来たのだと伝える。撮影スタジオで起きた事故もハイグレ魔王が起こしたものであり、アクション仮面はその事故の際にハイグレ魔王にアクションストーンを奪われたことで力を封じられ、さらにこちら側の世界に帰ることが出来なくなってしまっていた。しんのすけが当てたNo.99のゴールドカードは、このパラレルワールドからやってきたアクション仮面とリリ子の双子の妹・ミミ子がアクション仮面をこの世界に呼び戻す手助けをするアクション戦士を選ぶために用意したものであり、リリ子にカードを見せたしんのすけは自分がアクション戦士に選ばれたのだと知る。そんな中、北春日部博士が持ってきた予備のアクションストーンをしんのすけが飴玉と間違えて誤飲してしまう。春日部にも危険が迫って来ており、野原家の面々は園児や先生達が避難の為に乗っていたふたば幼稚園のバスにリリ子と北春日部博士を乗せ、博士の秘密研究所へと避難する事になる。ところが途中乗車したまつざか先生はすでにハイグレ魔王の力でハイグレ人間にされ、魔王のスパイとなっていた。正体を明かしハイレグ人間になったまつざか先生は研究所のバリアを解除しハイグレ魔王の部下・ハラマキレディースとその部下を研究所に招き入れ、結果しんのすけとみさえとリリ子とシロ以外はすべてハイグレ人間にされてしまう。しんのすけはNo.99のゴールドカードの力で現れたスーパー三輪車にシロと一緒に乗って、ハイグレ魔王の宇宙船のある東京へと向かった。果たしてアクション仮面は力を取り戻せるのか、そして、地球の平和を取り戻すことができるのか。
映画 クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝
えいがくれよんしんちゃんぶりぶりおうこくのひほう
あらすじ
ある日の夜、ブリブリ王国の首都ブーリーで、謎の組織・ホワイトスネーク団によってブリブリ王国の王子・スンノケシが王宮から連れ去られてしまった。すぐさま国王は王国親衛隊にさらわれた王子の救出を命じる。ふたば幼稚園では、みんなが自分が一番欲しい物を絵で描いていた。そんな中、しんのすけはニュースステーションに出ている小宮悦子のサインが欲しいと描いてよしなが先生を呆れさせる。その日の夕方、町の福引きに挑戦したしんのすけは、何と特賞であるブリブリ王国5泊6日の旅を当てる。大喜びの野原一家だが、実はその福引きはホワイトスネーク団が開いていたもので、しんのすけを手に入れるために彼らが仕掛けた罠だった。数日後、一家は空港に発着した小型飛行機で出発したが、その小型機はホワイトスネーク団が用意したもので、中の乗務員はすべてホワイトスネーク団の団員達だった。離陸してからしばらく後、団員達は正体を現し、二人組みのオカマ・ニーナとサリーに率いられてしんのすけを狙って一家に襲い掛かる。とっさの機転で、野原一家は飛行機からパラシュートを使って脱出。なんとか無事に降り立った一家はあてもなくジャングルをさまよい続け、古い遺跡にたどり着く。そこで一家は遺跡に住むサルの群れに助けられ、ここでいったん休憩する事に。その日の夜、しんのすけは持っていたチョコビを食べられた代わりに、遺跡に住んでいる子ザルからブタの鼻の形をした不思議なペンダントをもらった。やがて野原一家はサルに教えられた道を辿るうちに鉄道を見つけ、通りがかった電車に乗り込んだ。そこで一家はしんのすけを「王子」と呼ぶ謎の女性に出会う。ルルと名乗ったその女性はブリブリ王国の王室親衛隊少佐で、誘拐された王子の行方を捜している途中、偶然王子と瓜二つのしんのすけを見つけて彼を王子と間違えたのだった。その直後、野原一家の居場所を突き止めたホワイトスネーク団が列車を襲撃。ルルは列車に乗り込んできたホワイトスネーク団の幹部ミスターハブに倒され、しんのすけはニーナとサリーに連れ去られてしまう。ホワイトスネーク団の本部に囚われたしんのすけは、そこで自分に瓜二つの少年に出会う。その少年こそ、ルルが捜していたスンノケシ王子であった。
映画 クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望
えいがくれよんしんちゃんくもくろさいのやぼう
あらすじ
30世紀の未来のタイムパトロール隊員であるリング・スノーストームが、タイムマシンに乗って時空間をパトロールしていたところ、戦国時代に何らかの異変が生じていることを感知。調査に向かう彼女だったが突然、謎の時空魚雷の強襲に遭ってしまう。なんとか攻撃を振り払うも不時着した場所は、作中で「現代」に当たる野原家の地中深くであった。タイムマシンの故障により身動きも取れず、タイムパトロールと連絡も取れないリングは、地中から緊急非常用のマイクロマシンを使い、野原家のペット・シロの体を借りて、野原家の3人とコンタクトをとり、戦国時代に何らかの異常が発生している事を伝え、共にその原因と解明に向かうことに。野原一家3人は万能ジャージ(タイムスーツ)に着替え、緊急用の3人乗り球体型タイムマシン(使い捨て)に乗り込み、16世紀の戦国時代へとタイムスリップする。一家が降り立ったのは、春日城の跡地。そこへ雲黒斎の手下の忍者軍団が襲いかかるが、謎の少年剣士がこれを蹴散らす。その剣士・吹雪丸は春日城の跡取りであり、城は雲黒斎の手により攻め滅ぼされてしまったのだという。吹雪丸は一族に古くから伝わる「城が危機に陥ったとき、3人と1匹の勇士が現れ、危機を救う。」との言い伝えから、野原一家に協力を求める。自身の身にも危険が迫ったことで最初は拒絶の意を示そうとした一家も、忍者にみさえのバッグ(預金通帳・実印入り)を奪い去られてしまった事から協力せざるを得なくなってしまう。その後、目的地である雲黒城を目指す野原一家と吹雪丸の前に、雲黒斎の刺客・またたび猫ノ進が現れる。猫ノ進が母の仇であることを知り、逆上した吹雪丸は我を失い危機に陥るも、しんのすけの着用していた万能ジャージに搭載されていた「たすけてケスタ」と叫ぶことで使用できる「お助け機能」により、猫ノ進を退けることに成功。しかしその直後、今度は同じく雲黒斎の部下であるダイアナお銀が現れ、みさえとひろしは彼女の不思議な力によってビー玉に姿を変えられてしまうのだった。
映画 クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険
えいがくれよんしんちゃんへんだーらんどのだいぼうけん
あらすじ
闇に包まれたどこかの国で、ゴーマン王子がオカマ魔女を相手に戦っていた。しかし返り討ちに遭い、悪い魔法で封印されてしまう。群馬に出来た新しい遊園地「ヘンダーランド」。そこにふたば幼稚園の遠足で遊びに来ていたしんのすけはひまわり組の皆とはぐれてしまい、迷い込んだサーカスのテントの中でトッペマ・マペットという喋る不思議なねじ巻き人形と出会う。彼女からヘンダーランドは、世界征服をたくらむ異世界のオカマ魔女・マカオとジョマが潜む城であることが語られる。トッペマはしんのすけにどんな願い事でも叶えられる魔法のトランプを手渡し、マカオとジョマの世界征服計画を阻止するよう協力してほしいと頼む。そこにマカオとジョマの部下、クレイ・G・マッドが現れ、捕まりそうになるが何とか撃退する。2人はテントから抜け出そうとするが、別の部下であるチョキリーヌ・ベスタが現れ、魔法を受けたトッペマは姿を消されてしまう。そして家に帰ったしんのすけが風呂に入っていると消えた筈のトッペマが現れた。トッペマはチョキリーヌの呪いによって夜の間しか姿を現すことが出来なくなったことを告げ、改めてオカマ魔女撃退に協力してほしいと頼み込む。だがしんのすけは怖がってその頼みを拒絶し、トッペマも仕方なくしんのすけに見切りを付けて去っていった。しかし彼女が去り際に残していった魔法のトランプを、しんのすけはいつもの日常の中でおもちゃ箱にしまうのだった。数日後、ス・ノーマン・パーと名乗る雪だるまの様な男が春日部市に来た。ス・ノーマンは教育実習の先生としてふたば幼稚園に現れ、子供たちの人気者となる。しんのすけも初めは信用していたが、偶然トイレでス・ノーマンと二人きりになった際、彼が魔法のトランプの在処を聞かれたことで、彼に危機感と恐怖を覚える。その場は上手く言い逃れたしんのすけだったが、夕方になって家に帰ると何とス・ノーマンがいた。彼は先回りして母親のみさえを言葉巧みに騙し、野原家にまで上がり込んでいたのだ。恐れをなしたしんのすけはすぐさまス・ノーマンが悪者だとみさえに訴えるも、紳士的に接してくる彼を好意的に受け入れるみさえは聞く耳を持たない。そして夜を迎え夕飯を済ませたス・ノーマンが急に野原家を後にしたことで、しんのすけも一先ずは安心して床に就く。だがス・ノーマンは引き下がった訳ではなく、帰宅途中だったひろしの元へ向かいみさえと同じように言いくるめていたのであった。そのままひろしに連れられて真夜中の野原家に再び来訪したス・ノーマンは、ひろしとみさえに睡眠薬入りのビールを振る舞い眠らせた上で、遂にしんのすけ相手に本性を現し魔法のトランプを奪おうと襲い掛かってきた。だが、しんのすけがそのトランプを掲げトッペマが言っていた呪文「スゲーナスゴイデス」を唱えると、アクション仮面、カンタムロボ、ぶりぶりざえもんが助けに現れた。そしてしんのすけは3人と作戦を立てた上で力を合わせて攻撃を仕掛け、何とかス・ノーマンを追い払うことに成功し事なきを得る。しかしス・ノーマンは退散する際、野原家のポストに突然出て行ったお詫びの手紙とそれに同封したヘンダーランドの招待券を残していった。後日、野原家はその招待券を持ってヘンダーランドへと遊びに行くことに。しんのすけはなおもひろしとみさえにス・ノーマンに騙されていると訴えるが、依然としてそれは夢の話だと相手にされない。ヘンダーランドに着きひろしとみさえが喜びながら楽しい一時を過ごしている間も、自分の言うことを信じてもらえないしんのすけは憂鬱なままだった。そして日が暮れるまですっかりヘンダーランドを満喫したひろしとみさえがもう帰宅しようという気になったことで、しんのすけもようやく安堵して喜ぶ。しかし、帰路に着く直前にひろしとみさえはトイレに行ったところでマカオ達に捕まり、偽物の人形にすり替えられてしまう。帰宅後、しんのすけはその偽物のひろしとみさえに風呂場で襲われ絶体絶命の状況に陥るが、そこへ再び現れたトッペマに偽物の二体を倒してもらい救われる。一度は恐怖からトッペマの頼みを断ってしまったしんのすけであったが、ひろしとみさえを助け世界を救うためにマカオとジョマに戦いを挑むことを決意。魔法のトランプを持って単身ヘンダーランドへと向かうのだった。
映画 クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡
えいがくれよんしんちゃんあんこくたまたまだいついせき
あらすじ
新東京国際空港(現成田国際空港)にて、ホステスの一団と飛行機から降り立った外国人の男が取引を行っているところに奇妙な3人組が乱入し、乱闘を繰り広げた末に男が持っていた物を奪い去っていった。この怪事件に際し、閑職に追いやられていた千葉県警の女刑事「東松山よね」が担当させられることになる。同じ頃、北埼玉大学に強盗が侵入し、最近発掘されたある1体の埴輪が盗まれるという事件が発生。そのニュースをテレビで観て、埴輪の特徴である下腹部に空いた2つの穴を見たしんのすけは、「タマタマが取れた跡だ」と口にする。その翌日。シロと散歩していたしんのすけは、土手で寝ているオカマの傍で光る玉を拾った。しんのすけはこの玉を家へ持ち帰るが、いつの間にか紛失してしまう。その夜、3人組のオカマが野原家に上がり込み、一家をニューハーフパブに連れ出した。この3人組のオカマ――ローズ、ラベンダー、レモンの「珠由良ブラザーズ」は呪術を行う「珠由良(たまゆら)族」の者で、敵対関係にある「珠黄泉(たまよみ)族」が魔人「ジャーク」を復活させようとしていることを知り、これを阻止するために行動しているのだという。実はしんのすけが拾った玉は、昨晩北埼玉大学から盗まれた埴輪の中に封印されているジャークの復活の鍵となる2つの「タマ」の片割れであった。そしてその「タマ」は、こともあろうにひまわりが飲み込んでしまっていた。そのため、野原一家も争いに巻き込まれる羽目になってしまう。一家と珠由良ブラザーズは、健康ランドでよねと知り合った後、珠黄泉族の追撃を避けるため、青森県にある珠由良の聖地「あ、それ山」に向かう。しかし、空港にいた男・ヘクソンの襲撃を受け、ひまわりを奪い去られてしまった。その後、珠由良の母の助けで珠黄泉族の本拠地を突き止めた一同は、ひまわりを救いみんなで我が家に帰るため、再び東京を目指す。
映画 クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦
えいがくれよんしんちゃんでんげきぶたのひづめだいさくせん
あらすじ
国連直属の秘密組織SML(Seigino Mikata Love:せいぎの みかた ラブ)の一員、コードネーム・お色気は、秘密結社ブタのヒヅメの飛行船から、ある秘密兵器を動かすために必要なディスクを盗み出し、東京湾へと脱出した。一方、お台場沿岸を航行中の屋形船では、ふたば幼稚園の教諭と園児達が大宴会で賑やかに騒いでいた。するとその場に突然、海からお色気が上がりこんでくる。困惑する一同をよそに、さらに巨大な飛行船が現れ屋形船をわしづかみにする。先生や園児達は釣り上げられた屋形船から脱出するが、トイレに入っていたしんのすけとそれを待っていた風間トオルら5人の園児、同じくトイレにいたお色気達が残されたまま、屋形船ごとさらわれてしまう。ニュースでこの事を知ったみさえとひろしはしんのすけが行方不明と知り絶望する。だが、そこに「SML」の一員でコードネーム・筋肉と名乗る大男が現れ、しんのすけ達は生きていると告げ、みさえたちに今の状況を説明する。筋肉は事件は「SML」が解決すると告げたが、しんのすけを一刻も早く助けたいみさえ達は同行したいと言うが、筋肉に却下され、2人は引き下がる。だが、みさえは筋肉に罠をかけ、野原一家を同行させるという誓約書にサインをさせるも、誓約書は反故にされ、結局みさえ達は取り残されてしまう。しかし、みさえは、筋肉の持っていた資料で目にした「Hong Kong」の字から香港に手がかりがあると推測。早速支度をし始め、翌日野原一家はシロを残し香港へ発った。その頃、屋形船ごとさらわれたしんのすけ達とお色気は「ブタのヒヅメ」の飛行船に捕らわれていた。屋形船をさらっていった飛行船はお色気を追ってきた「ブタのヒヅメ」の飛行船であった。やがて「ブタのヒヅメ」の三人の幹部、バレル・ブレード・ママとリーダーのマウスが現れてお色気にディスクを返せと迫るが、お色気はこれを拒否。お色気としんのすけ達は「ブタのヒヅメ」の本部へ連れて行かれる事になる。香港に着いたみさえ達はしんのすけを探すが、手がかりは一つもなく途方に暮れる。そんな時、筋肉と再会。二人の同行を認めない筋肉だったが、ひろしの強い意志に押されて同行を許す。こうして、ひろしとみさえは筋肉と共にしんのすけ達とお色気の救出に向かうこととなる。飛行船が本部へ向かう途中、お色気としんのすけ達は独房から脱走。お色気はしんのすけ達を飛行船から逃がすことに成功するも、自身は囚われの身となってしまう。しんのすけ達を助けに来た筋肉らも、乗っていた飛行機が「ブタのヒヅメ」の飛行船の攻撃を受け地上に不時着。3人は徒歩で飛行船の目的地である「ブタのヒヅメ」本部へ向かう。一方、脱出に成功したしんのすけ達は、とりあえず人のいる場所を目指して歩き出したが、その歩みは「ブタのヒヅメ」本部へ向かっていたのであった。しんのすけ達が秘密の入口を見つけて入ると、そこは大袋博士と助手のアンジェラ青梅の研究室だった。しんのすけ達はすっかり二人と仲良くなっていたが、監視カメラがあったため再び捕まってしまい、そこでお色気と再会する。マウスにディスクを奪い返され、コンピュータを起動すると、そこにはぶりぶりざえもんが映し出されていた。マウスはコンピュータウイルスを世界中にばらまいて征服する計画を企てていたのである。その最中、しんのすけ達との合流を果たしたみさえらは再会を喜ぶ。絶体絶命の中、大袋博士はコンピュータウイルスの流布を阻止すべく、しんのすけをプログラムの中に侵入させる。マウスはブラックホールのような入り口を開けて思う存分暴れて来いと命令するが、ひまわりがコンピュータの操作を妨害したためやり直す羽目になった。ぶりぶりざえもんはしんのすけの言葉で聞かせて欲しいと言う。そこでしんのすけは「ぶりぶりざえもんの冒険」を語り始めた。宝物があるという山に登っていくと、困っている女の子3人と出会いそれぞれの頼みをこなし、礼を言われた。結局宝物にありつく事はできなかったが、彼の心の中にはたくさんの宝物があったという。ぶりぶりざえもんはしんのすけに礼を言うと、プログラムから消え去って行った。一方、お色気はママを倒し、コンピュータウイルスも消去されたことで大団円を迎える。そんな中、しんのすけはただ一人涙を流すのであった。しかし、自暴自棄になったマウスが本部の自爆装置を起動。筋肉は敵味方関係なく、全員に武器を捨てた上での退避を命じる。一同を乗せた飛行船は本部からの脱出を試みるが、大勢が乗っているため重くて上昇できない。その時しんのすけが叫ぶと、ぶりぶりざえもんの幻影らしきものが現れて飛行船を押し上げて行った。飛行船が無事に本部を離れると、ぶりぶりざえもんの幻影はそのままゆっくりと炎の中に消えていった。激務を終えた後、筋肉とお色気は再婚して野原一家とピクニックに出かける。一同が「あの時誰かが飛行船を押し上げたみたいだった」と不思議そうに話す中、しんのすけはぶりぶりざえもんの絵を描き、セーギに「ぶりぶりざえもんの冒険」を語り出す。
映画 クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦
えいがくれよんしんちゃんばくはつおんせんわくわくだいけっせん
あらすじ
ある夜、慰安旅行で秩父に来たふたば幼稚園の教諭達がゆっくり温泉に浸かっていると、大きな地響きと共に謎の巨大ロボットが通り過ぎて行った。翌日、散歩をしていたしんのすけは、道の真ん中で行き倒れていた男を発見する。男は温泉の精・丹波と名乗り、風呂に入りたいと言う男をしんのすけは自宅に招き、一緒に入浴を楽しむ。しかしいつの間にか男はいなくなってしまっていた。数日後、しんのすけ達野原一家は、警察官を装った者達の手によってどこかへ連れ去られてしまう。目覚めるとそこはどこかの基地の内部で、一家は事の経緯を説明される。彼らは日本の温泉を守る政府直属の秘密組織温泉Gメン(おんせんジーメン)で、風呂嫌いのテロ組織YUZAME(ゆざめ)が地球温暖化ならぬ'地球温泉化計画'を実行に移そうとしていることを突き止め、その野望を阻止するために、不思議なパワーを秘めた伝説の温泉“金の魂の湯”を探していた。そして、ようやく見つけ出した金の魂の湯は、野原家の地下にあったのである。そのとき、YUZAMEが突然Gメン基地を襲撃してきた。辛くも脱出した野原一家とGメン隊員の後生掛と指宿は、隊長草津の指示により奥秩父にあるYUZAMEのアジトへ偵察に向かうことに。しかしYUZAMEに捕らえられてしまい、野原一家は拷問レジャー施設「不健康ランド」に送られ、御所掛と指宿は'金の魂の湯'の情報を話してしまう。YUZAMEは巨大ロボットを発動させ、温泉Gメンによって掘削中の金の魂の湯を破壊すべく春日部の野原家へ向け進撃を開始した。自衛隊の抵抗もむなしく、埼玉県下の町を破壊しながら巨大ロボットはあっという間に野原家の前に辿り着いた。野原一家と温泉Gメンは大切な我が家と金の魂の湯を守るべく、共にYUZAMEに立ち向かう。野原一家らは巨大ロボットより先に野原家に到着し草津と合流するが、金の魂の湯の掘削は地下の硬い岩盤のせいで難航していた。草津がYUZAMEの首領ドクター・アカマミレに風呂嫌いの理由を尋ねると、「30年前の苦い思い出」が原因だったことが判明する。当時、風呂好きな学生だったアカマミレは、埼玉県大宮市(現・さいたま市大宮区)東町3丁目の「彩の湯」(さいのゆ)に毎日通っており、下駄箱の3番をいつも利用していた。そんなある日、3番の下駄箱の鍵が何者かによって持ち去られてしまったことで風呂嫌いとなり、風呂好きな人間たちに復讐を誓うようになったという。ところが、その3番の下駄箱の鍵を持ち去った張本人こそが草津であり、当時同じ銭湯に通っていた草津は、誤って鍵を持ち帰ってしまったのであった。その話を聞いたアカマミレは激怒し、巨大ロボットのドリルで野原家ごと草津を殺害しようとするが、ドリルが逸れて岩盤を掘削装置や野原家の屋根の一部ごと貫いたことで金の魂の湯が湧き上がり、しんのすけが以前助けた温泉の精・丹波が現れる。彼は「金の魂の湯に浸かれば願いが叶う」と言い、それを聞いた野原一家は湯に入浴し、金の魂の湯の秘めたる力を得て巨大ロボットを打ち倒す。捕まったアカマミレは隙をついて金の魂の湯に飛び込んで強大な力を得ようとするが、金の魂の湯には「入浴した者の心を浄化する」という効能があったことで、アカマミレの邪念はすっかり取り除かれる。かつて銭湯からの帰りに見ていたという美しい夕焼けをバックに、草津から3番の下駄箱の鍵を返されたアカマミレは改心し、巨大ロボットによって破壊された町の復興に取り組むのであった。
映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル
えいがくれよんしんちゃんあらしをよぶじゃんぐる
あらすじ
野原しんのすけや幼稚園の子供たちも夢中になっている『アクション仮面』の映画最新作「南海ミレニアムウォーズ」が公開される。アクション仮面の敗北を示唆する予告にしんのすけはどぎまぎし、野原一家・風間トオルとそのママ・桜田ネネとそのママ・佐藤マサオとそのママ・ボーちゃん(いつも通り親は不在)は、映画の完成を記念した豪華客船ツアーに参加し、船の旅を満喫する。その一方、いつもの春日部はしんのすけ達がいなくて一部はのんびりしたり、少し寂しかったりする人達もいたのであった。そして夜。待ちに待った船上試写会が始まった。だが、その試写会の途中で上映が突然ストップ。謎のサル軍団が現れてツアーに参加している全ての大人達とアクション仮面役の郷剛太郎を南の島へ拉致し、子供達だけがとり残されてしまった。野原しんのすけ・風間トオル・桜田ネネ・佐藤マサオ・ボーちゃんの5人から成る'かすかべ防衛隊'は、大人達を助けに行こうと、豪華客船に置いてあった水上オートバイを暴走させ南の島へと上陸、ジャングルの中を進む。さらに、ひまわりとシロも彼らを追って船を飛び出す。その島を支配していたのは、サル達を率いるパラダイスキング。彼は自らの野望のため、大人達を奴隷にし、子供たちを洗脳するためにアクション仮面を打ち倒そうとしていた。かすかべ防衛隊は、冒険の途中にバナナを食べて休憩をしていたが、そこにサル軍団が現れた。抵抗するかすかべ防衛隊であったが、しんのすけとひまわりを除く全員とシロが捕まり、連れ去られてしまう。果たして野原兄妹は両親と大人達とかすかべ防衛隊とシロ、そしてアクション仮面をお助けすることができるのだろうか?
映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲
えいがくれよんしんちゃんあらしをよぶもーれつおとなていこくのぎゃくしゅう
あらすじ
万博を訪れていた野原一家。到着の遅いひろしを待っていると、万博に突如怪獣が接近。「万博防衛隊」である野原一家はこれに対抗し、戦闘機で万博へ向かっていたひろしは巨大ヒーロー「ひろしSUN」に変身し怪獣に立ち向かう。…という特撮ビデオを撮影していた野原一家。撮影も終了し「次は私の番」とみさえは胸を躍らせ、「魔法少女みさりん」に扮する。ビデオ撮影は「20世紀博」のアトラクションの一つであり、大人達は子供の頃を懐かしみ、20世紀博を満喫していた。しかし、毎日のように20世紀博の子供部屋に預けられていたしんのすけやかすかべ防衛隊を含む子供達は不満を漏らしていた。風間トオルは大人達の異常なハマり方に疑問を抱き、幼稚な遊びにふける母親を心配していた。また、20世紀博の影響は全国に広まり、街中では旧車が走り、古い電化製品やファッションが流行するようになっていく。ある晩「20世紀博からの大事なお知らせ」が放映される。「明日の朝、お迎えにあがります」という内容の短いものだったが、それを見たひろしとみさえはまるで何かに取り憑かれたように、夕飯も食べずしんのすけとひまわりを放置して寝てしまう。翌朝になっても2人の様子は変わらず。ひろしは仕事にも行かず、揃って暴飲暴食をして、昼寝をしていた。しんのすけは、話しかけても子供のような返答しか返ってこない2人の姿に困惑する。見かねたしんのすけは幼稚園へ向かおうとするが、バスが来ないので仕方なくひまわりを背負って自力で幼稚園へと向かう。道中、三輪車で幼稚園へ向かうと道端や公園で子供のように遊んでいる大人達を何人も見掛け、幼稚園の先生や近所の知り合い達までもが、ひろしとみさえのように豹変していた。そこに大きな音楽を鳴らしながら街中を通るオート三輪の列が現れると、一斉にその列に集まって乗り込む大人達。その中に両親のひろしとみさえ、意中の相手・大原ななこの姿を見つけ、必死にオート三輪を追いかけようとするしんのすけだったが、自身には目もくれずに去っていくななこにショックを受け、その上大人達の姿を見失ってしまう。大人達がいなくなったその後、かすかべ防衛隊(風間トオル、桜田ネネ、佐藤マサオ、ボーちゃん)はしんのすけの家に集まっていた。「もしかしたら大人だけの帝国=オトナ帝国を作るのでは?」などと考えていると、TVの番組が突然昔の白黒映像へと変わっていった。その後コンビニに向かい、占拠していた不良小学生たちの目を盗んで食料を手に入れようとしたものの失敗し、誰もいないバーで大人になった気分を味わうかすかべ防衛隊だったが、大人がいなくなったために街からは電気が消え、置き去りにされた子供達はパニックに陥る。明かりの消えたしんのすけの家でかすかべ防衛隊がラジオを聴いていると、「20世紀博」の創立者で「イエスタディ・ワンスモア」のリーダーである「ケン」から「町を訪れる20世紀博の隊員に従えば親と再会できる」というメッセージが流れる。それを聞いた大半の子たちは従ったものの、何か不穏な空気を感じたかすかべ防衛隊は、そのまま迎えをやり過ごし隠れるのに丁度良いと、サトーココノカドーへ足を運び、そこで一夜を過ごす事を決める。翌朝、迎えに従わなかった子供たちを捕まえる「子供狩り」が始まる。追っ手の中にはひろしとみさえ、園長先生の姿もあった。ひろしは文句を言いつつも、EXPO'70の部屋にいつでも出入りできる迷子ワッペンであっさり釣られてしまう。サトーココノカドーで夜を明かしたかすかべ防衛隊だがしんのすけは「ちゃんと8時にセットした」せいで「8時から始まる」子供狩りに逃げる時間を失い、居場所が見つかり、店内や町中で追いかけっこを繰り広げる。ひろしやみさえを見つけ「とうちゃん、かあちゃん」とよびかけるが「ガキがいたぞ!」と大人達を呼ぶ。その後幼稚園バスへ逃げ込んだが包囲され逃げ場はない。そこでしんのすけは、バスを運転して逃げることを提案。風間トオル、桜田ネネ、佐藤マサオはこの提案に驚き抵抗を示したものの、ボ―ちゃんは「ボク、(運転)できるかも」(いつも園長先生の運転を近くで見ていたからとのこと)と賛成したため、この計画を実行することとなった。しかし、ボーちゃんが運転席に座ったところ手足がそれぞれのペダルとステアリングに届かず、それぞれアクセル・ブレーキ・クラッチ・ギアを担当することとなり、運転手は座席に立った状態でステアリングを操縦し運転することとなった。その後順番に役割を交代して、追っ手を蹴散らしながら走る。そして「イエスタディ・ワンスモア」の部下たちによって、扉が閉まろうとする20世紀博に突入。見事成功するが、シロを胴上げしていたことでハンドルが勝手に曲がり、柱に激突してしまう。風間トオル、桜田ネネ、佐藤マサオ、ボーちゃんの4人はここで隊員たちに捕まり、風間トオルは「ぼくたち、父や母に会いたいだけなんです!」と話すが、ケンは「会っても無駄だ。お前達の親は懐かしい匂いで子供に戻っている」と告げられる。しんのすけ・ひまわり・シロは辛くも逃げ切り、その時「イエスタディ・ワンスモア」の作った「20世紀の匂い」によって大人達が「懐かしさの匂い」に夢中になり、幼児退行していたことを知る。その後会ったひろしは子供に戻っており、当然しんのすけのことは知らない。だが前述の言葉より、しんのすけはひろしの足の臭さを思い出し、ひろしの靴を脱がせて嗅がせる。ひろしの足の臭い。それは、かつての本来の少年の思い出、失恋、上京、就職、仕事の失敗、みさえとの出会い、しんのすけの誕生、念願のマイホーム…そんな彼の人生が積み重なり、蓄積された臭いである。その足の臭いを嗅いだひろしは今までの人生を思い出すとともに正気を取り戻し、「オラが分かる?」と問いかけるしんのすけを涙ながらに抱きしめた。その後、みさえも同じ手で正気を取り戻す。そして20世紀博から脱出しようとする野原一家の前にケンが現れ、チャコと暮らす家へと案内される。そこで語られるケンの野望。「この紅茶を飲み終えたら東京タワーに登りスイッチを押す、今度は足の臭いでも戻れないだろう」「もしお前たちが本当に未来に生きたいと思うなら行動しろ」野原一家は走り出す。その途中で家に隠れていた隊員が追ってきて、オート三輪へ乗り込んだ。何度も懐かしい匂いにあてられ、その度に足の臭いで正気に戻り、出口を聞き出し外へ出る。東京タワーに登る野原家にイエスタディ・ワンスモアの隊員達が襲うが、野原家は機転とチームワークで次々と撃退していく。ケンとチャコの2人が計画のため頂上に登り始める。ひろしはエレベーターの扉を手で押さえ、みさえは迫り来る追っ手に対し尻で撃退、さらにひまわりも頭突きを繰り出す。残すはしんのすけとシロのみとなったが、シロも体当たりで隊員を蹴散らし、残されたしんのすけは一人で頂上を目指す。何度も転び、鼻血を流し、ボロボロになりながらもしんのすけは2人にたどり着く。ようやく2人の元に追いつき、ケンの足にしがみつくが歯牙にもかけない。それでも何度も2人を止めようとするが、とうとう力尽き倒れてしまう。ケンとチャコは計画を発動させようとするが、大人たちの懐古心の原動力、懐かしい匂いのレベルが最低まで下がり、計画は頓挫してしまう。街の住民達は野原家の行動を見て、現実の21世紀を生きたいと考え直したらしい。計画が破綻し感情的になったチャコがしんのすけに、どうして未来を生きたいのかと問いかけると「オラ、父ちゃんや母ちゃんやひまわりやシロともっと一緒に居たいから… 喧嘩したり、頭にきたりしても一緒が良いから… あと、オラ大人になりたいから… 大人になって、おねいさんみたいなきれいなおねいさんといっぱいお付き合いしたいから!」と想いのたけを叫び、再び鼻血を出して倒れる。ケンは敗北を認め、「わかった… 坊主。お前の未来、返すぞ」としんのすけに告げる。「外の世界には行かないわよ」と涙を流すチャコを見て、ケンは何かを決意した顔で屋上の外へと向かう。その後、駆けつけたみさえとひろし達が止めるのも聞かず、飛び降り心中を試みる2人だが、飛んできた鳩(ちょうど2人の下に巣があり、守るために威嚇してきた)に決意を揺るがされ、失敗に終わる。力が抜け座り込み、「死にたくない」とこぼすチャコを、ケンが後ろから抱きしめた。(ケン曰く「また、“家族”に邪魔された」とのこと)。こうして野原家やかすかべ防衛隊、そして日本中の人々はそれぞれの家へと帰っていった。
映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦
えいがくれよんしんちゃんあらしをよぶあっぱれせんごくだいかっせん
あらすじ
ある夜、野原一家は全員揃って時代劇に出てくるような格好をした綺麗な'おねいさん'の夢を見る。しんのすけが幼稚園から帰ると、犬のシロが庭を掘り返していた。その穴から見つけた文箱の中には「おらてんしょうにねんにいる」と読める汚い字とぶりぶりざえもんの絵が描かれた手紙が入っていた。埋めた覚えはないのにと訝しがるしんのすけだが、「おひめさまはちょーびじん」という一文を見て朝の夢を思い出し、'おねいさん'に思いを馳せながら目を閉じる。目を開けた瞬間、しんのすけは夢で見た泉の畔に立っていた。訳もわからず歩いているうちに、軍勢同士の合戦に遭遇してしまう。最初は時代劇の撮影だと思い込むしんのすけだが、偶然から一人の侍の命を救う。井尻又兵衛由俊(いじり またべえ よしとし)というその侍は、命を救ってくれた恩からしんのすけを自分たちの城、春日城に案内してくれるという。そこには、しんのすけが夢で見た'おねいさん'こと廉姫(れんひめ)がいた。又兵衛と廉姫が想いを寄せ合っている事を察したしんのすけは2人の仲を取り持とうとするが、2人は身分の違いからお互いの想いを打ち明けられずにいた。一方、しんのすけの父ひろしと母みさえは、行方不明になったしんのすけの安否を気遣っていた。警察の捜索も手がかりがなく行き詰まっている中、ひろしはしんのすけの残した手紙が気になり、図書館で史料を調べる。そこには「天正2年に戦で野原信之介とその一族が奮戦」との記録があった。ひろしはしんのすけが戦国時代にタイムスリップしたと確信し、「きっとオレ達も過去に行く事になる」と悟った。反対するみさえを説得し、家族と共に車に乗り込んだひろしだが、過去に行く方法すら解らない。思いつきからシロが掘った穴の上に車を進めてみる。その頃しんのすけは、廉姫に初めに来た場所に手紙を埋めてはどうかと提案され、泉の前に文箱を埋めていた。そこに突如ひろしたちを乗せた車が現れ、しんのすけは家族との再会を果たす。急いで現代へ戻ろうとするひろしたちだが、いくら念じても戻る事ができない。一家はしばらく春日城に滞在することになってしまう。春日城の城主・春日康綱(かすが やすつな)は、ひろし達から未来ではどの大国もみな滅び去っていることを聞き、政略結婚によって今日の安寧を得ても無意味と考え、廉姫に婚姻を迫る隣国の大大名・大蔵井高虎(おおくらい たかとら)に婚姻解消の旨を伝える。だが、これを受けた大蔵井は2万の兵を率いて春日城へ攻めてきた。又兵衛らがこれを迎え撃つ為に城の守りを固める中、ひろしはこのままでは史実通り、自分達も戦うことになってしまうと恐れていた。そして始まる春日合戦。初日は大蔵井側が本気ではなかったことにより、両者痛み分けで終わる。その夜の評定により、翌日は城から打って出、高虎の首を狙うという作戦が決定された。同時に、敵が動揺したところで野原一家を城から逃がすことも。そして二日目の朝。夜明けとともに城門を開き出撃する春日軍。油断していた大蔵井軍は混乱に陥るもののすぐに態勢を立て直し、迎撃に入る。その頃、無事に城から脱出していた野原一家だが、しんのすけに「おマタのおじさんをお助けしなくていいの?」と問われ、戦場へと引き返す。多勢に無勢、部隊が寸断され各個撃破されていく春日軍に心を決めた野原一家が加勢、自動車を知らない大蔵井軍は大混乱に陥り、春日軍は進軍を再開、大蔵井の本陣へ進む。野原家の車についで本陣に乗り込んだ又兵衛は、馬廻衆真柄太郎左衛門直高と熾烈な戦いを演じる。その戦いをよそに本陣から逃げ出そうとする高虎をしんのすけが面罵、家族総出で打ち倒すことに成功する。倒れた高虎の首をとろうとする又兵衛にしんのすけが「もう攻めてこないから許してやろう」と言う。しんのすけの説得を受けいれ、髻だけを取って戦勝を宣言する又兵衛。こうして春日合戦は終わった。多数の味方を打ち取られながらも凱旋する春日軍。だが、出迎える廉姫の耳に銃声が届き、又兵衛は胸から血を流し馬から落ちる。又兵衛は、駆け寄るしんのすけに「お前は皆を守る時間をくれるために過去に来たのだ」と語り、父の形見の右手差しを贈り、息を引き取る。その後、廉姫はしんのすけに又兵衛への恋心を打ち明け、その思いを胸に生涯独身を貫くと語った。野原一家は現代へと戻り、久しぶりに我が家へと帰宅した。空には「おじさんの旗」のような雲が流れていた。一方戦国時代でも、廉姫が同じ雲を通して又兵衛へと呼びかけていた。「おい、青空侍。」
映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード
えいがくれよんしんちゃんあらしをよぶえいこうのやきにくろーど
あらすじ
ある朝の野原家。あまりにも貧相な朝食に立腹なしんのすけ・ひろし・ひまわり・シロ。しかし彼らの態度は、みさえが冷蔵庫から取り出した超高級焼肉メニューによって一変する。みさえは数ヶ月前から家計をやりくりして今晩の焼肉を準備しており、予算オーバーを補うためこんな朝食になったのだった。焼肉を前に納得し、機嫌を取り戻した野原一家。しかしそこへ白衣を着た不気味な男が家の塀を突き破り、助けを求めて転がり込む。さらに彼を追う男・堂ヶ島少佐まで現れ、白衣の男に盗んだものを返すよう凄むが、男は「それはこの一家に預けた」と宣言する。全く心当たりのない野原家一同は、危険を感じて家から逃走する。ところが直後に「野原家を凶悪犯一味だ」とする偽りの情報が大々的に流布される。堂ヶ島の一味や警察だけではなく、かすかべ防衛隊や幼稚園の先生、ななこやひろしの仕事仲間など親しい人々までが一家を拒絶。顔馴染みの人々までが、懸賞金に目が眩んで追ってくる羽目になる。一連の騒動は熱海に本部を置く組織「有限会社スウィートボーイズ」の陰謀で、彼らは白衣の男が野原家に託した「なにか」を求めて捕まえようとしていた。思い当たる節のない野原一家は、自らスウィートボーイズの本拠地へ乗り込み、疑いを晴らすべく熱海を目指す。しかし堂ヶ島に次ぐ幹部の下田、天城の追跡に遭い、一家は離れ離れになってしまう。ひろしとひまわりとシロはひたすら陸路を走る。みさえは追手から強奪したセグウェイに乗って山道を進む。しんのすけは、一度は裏切られたかすかべ防衛隊の面々との絆を取り戻し、風間くんから借りた自転車で熱海を目指した。スウィートボーイズの追跡だけでなく、疲労や、ビールとその売り子の誘惑までが一家の行く手を阻む。しかしその度に野原家の冷蔵庫に眠る超高級焼肉が支えとなり、ついに一家は熱海で再結集を果たした。幹部の追手を相手に完全勝利を収めた野原一家は、スウィートボーイズの本部で待ち受けていたボスと、捕縛された今朝の白衣の男の兄弟と対峙する。弟のボスはかつて熱海の地で温泉旅館を経営していたが、閉館に追い込まれた後、研究家である兄と共に催眠増幅装置・通称「熱海サイ子」を発明した。これを使えば、他人の脳に暗示をかけることで、人々の姿や心まで意のままにできるのだ。ところが兄が「熱海サイ子」を持ってスウィートボーイズから逃走し、起動に必要な音声パスワードを「野原一家の今朝のやりとり」に設定した。「熱海サイ子」を起動するためスウィートボーイズはこれまで野原一家を捕まえようとしていたのだった。熱海をよりよくするために装置を使うと言うボスに野原家は協力し、夜までかかって今朝のやり取りを再現し、ついに起動に成功する。しかしパスワードは永遠に変更できず、起動の度に同じやり取りを再現する必要があったため、ボスは一家を逃がそうとしなかった。さらに、ボスが「熱海サイ子」を、旅館閉館の際に助けなかった熱海への復讐に使おうとしていると知り、装置を強奪する。装置を使ったしんのすけの「言う通りにしないとトイレットペーパーにして尻拭きに使う」脅しによって部下を退け、単身逃亡したボスをついに撃退した。ボスの熱海に対する愛憎混じった想いを聞いた直後、しんのすけは熱海サイ子を再び起動する。今日の騒動がすべてなかったことになること、スウィートボーイズが温泉旅館になり、ボスが再び真面目に働くこと、熱海サイ子が初めからなかったという暗示をかけた。こうして熱海サイ子を巡る騒動のすべては白紙に戻った。その夜野原一家は新幹線に乗って春日部の我が家へ帰り、待ちに待った焼肉を全員揃って囲むのだった。
映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ
えいがくれよんしんちゃんあらしをよぶゆうひのかすかべぼーいず
あらすじ
ある日、高鬼をしていたかすかべ防衛隊の5人は、町中を駆け回っているうち、一軒の古びた廃映画館「カスカベ座」を見つける。誰もいないはずの劇場では、ひたすら荒野が映し出されているだけの映画が、ひとりでに、ひたすら無音で上映されていた。それを見つめるかすかべ防衛隊。だが、トイレに立ったしんのすけが劇場に戻ると、風間達はどこかに姿を消してしまっていた。夜になったが、しんのすけ以外の四人は、いまだにそれぞれの家に帰っていない様子。行方不明になったみんなを心配した野原一家(しんのすけ、ひまわり、みさえ、ひろし)はしんのすけ先導のもと再びカスカベ座を訪れるが、またも流れていた荒野の映像に目を奪われているうちに、気が付けば映画と同じ、何もない荒野に立っていた。突然の状況に困惑する野原一家だったが、しかたなく荒野を歩きながら他の人間を探し始める。歩き始めてから数時間後、ようやく荒野を走る一本の線路を見つけることができた四人は、その線路に沿って進んでいき、そこで、西部劇に出てくるような古びた町を発見する。春日部への帰り道を聞くため酒場に入る野原一家だが、そこで人相の悪い連中に因縁をつけられ、乱闘騒ぎになってしまう。ほどなくして保安隊が制止に現れるが、その隊長は、行方不明となっていた風間であった。保安隊の保安官(シェリフ)として仕事をしていたらしい風間に、いつも通り親しげに話しかけるしんのすけだったが、いきなり腹を殴られてしまう。風間はしんのすけ達のことをまったく覚えておらず、性格も粗暴になっていた。風間の指示により保安隊から追われる身となってしまったしんのすけ達は、逃亡の途中、この町「ジャスティスシティ」の知事であるジャスティスに仕えている、つばきという少女に救われる。つばきもこの場所が何なのかはわからないが、「この世界に来た人間は、次第に元の世界にいた記憶を忘れていく」という事実と「帰りたいという気持ちが強いのなら、その気持ちを忘れずに持ち続けてください」という助言を野原一家に伝え、ジャスティスのもとに戻る。つばきが去ったのち、保安隊に暴行を受けている男性を目撃した野原一家は保安隊の目を盗んでその男性を解放、事情説明を求める。「マイク」と名乗ったその男は野原一家と同じで、春日部の元住人らしく、〝どうやらここは映画の中の世界らしい〟ということと〝この世界は時間が止まっているらしい〟ということを野原一家に教えてくれた。マイクは、荒野に三ヶ所あるという、ジャスティス指定の「立入禁止区域」に、何か元の世界に帰るための手がかりがあるのではないかと思い侵入したが、何も見つからなかった上に、保安隊に見つかり厳しい体罰を受けたという。しかもマイクはつばきの言うとおり、自分の職業や家族のことを忘却していた。そんなマイクを見た野原一家もまた、自分たちもいずれはそうなるかもしれないと危惧する。しんのすけはジャスティスシティにて、行方不明だったマサオとネネを発見するが、夫婦となって暮らしていた二人は風間同様、しんのすけや春日部に関する記憶を失っており、その上、今の状況に満足しているからと、春日部への帰還を拒否する。町はずれで閑居していたボーちゃんだけは、いまだにしんのすけや春日部のことを憶えており、しんのすけと共に、全員で無事に春日部に帰還することを誓ってくれたのだが、しかし、そんなしんのすけとボーちゃんにもまた、少しずつ、忘却の波が迫りつつあった。結局、春日部に帰る方法は見つからず思案に尽きる野原一家。それでもどうにか、春日部にいた頃の記憶を維持しつつ、元の世界に帰る方法を見つけようと決意する。しかし、日が経つにつれ記憶は徐々に薄れていき、ひろしはマイクと共に強制労働を強いられ、みさえはこの世界の生活に馴染んでしまい帰ることをあきらめ、ひまわりはしんのすけのことを忘れ、更にしんのすけもぶりぶりざえもんの絵が描けなくなってしまっていた。しかしそんなある日、しんのすけ達はとうとう春日部に帰る方法を思いつく。それは、この世界における悪役・ジャスティス知事を倒し、この世界に平和を取り戻して映画をハッピーエンドにするというものだった。そのためのヒーローとして選出されたのは、しんのすけ達かすかべ防衛隊の5人。しかし、完全に記憶が戻っていないかすかべ防衛隊の心はバラバラだった。しかし轢き殺されそうになった風間をしんのすけが助け、そこに他の3人も駆けつけたことで心がまとまり、(風間が保安官としての座を切り捨てられた事もあり)ジャスティスを倒す事に。
映画 クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶブリブリ 3分ポッキリ大進撃
えいがくれよんしんちゃんでんせつをよぶぶりぶり3ふんぽっきりだいしんげき
あらすじ
ある夜、春日部に謎の巨大怪獣が現れ、野原家を跡形も無く潰していった……。という夢を、ソフビ怪獣・シリマルダシを抱きながら見ていたしんのすけ。シリマルダシを投げると、今度はアクション仮面のソフビ人形に持ち替えて別の夢を見始める。その夢の中でしんのすけは、アクション仮面と力を合わせ怪人軍団を倒してミミ子を助け出し、アクション仮面から「正義の心得」を教わる。そして朝。いつも通りにみさえは朝食を作り、ひろしは会社に出勤、しんのすけは幼稚園へ。だが、いつも通りにしんのすけはお迎えのバスに乗り遅れてしまい、みさえはまた自転車でしんのすけを幼稚園に送る事になった。家に帰ったみさえは朝食にカップラーメンを用意するが、くたびれてそのままうたた寝をしてしまった。そこに、掛け軸の裏から光を放ちながら宙を舞う物体が現れる。発光体はカップラーメンの匂いにつられ、そばに転がっていたシリマルダシの人形に憑依してつまみ食い。が、運悪くその光景をみさえに目撃されてしまった。二進も三進もいかなくなった物体は仕方なくみさえに事情を説明、自らが未来からやって来た時空調整員・「ミライマン」であると語った。本来は野原家に来る予定はなかったが、余りの空腹のためにカップラーメンの誘惑に負けてここへ来てみさえに見付かってしまい、大変なことになったとミライマンは激しく後悔する。野原一家はミライマンに掛け軸の裏を通じて3分後の世界へ連れて行かれた。そこは東京タワーの近隣のビルの屋上に通じており、東京タワーの上空には繭のようなものが浮かび、怪獣が街を襲っていた。ミライマンは時空の乱れが原因で怪獣が次々に出現しており、3分後の未来へ行って怪獣を倒さないと危機が現実になってしまうと告げ、一家に協力を依頼。一家は怪獣退治のために、ミライマンが宿っているシリマルダシの人形を媒介にミライマンの力と正義の心で自由自在に変身する能力を得て怪獣に立ち向かっていく。しかしやがて、自分たちが世界を守っているのだと有頂天になったひろしとみさえは怪獣退治に没頭して日常生活を疎かにするようになり、しんのすけは両親に代わってひまわりの面倒をみることになる。そんなある日の朝、いつものようにしんのすけを迎えにやってきた幼稚園の先生達は野原家の様子がおかしい事に気付き、幼稚園にやって来たしんのすけから事情を聞きだそうとする。その時、春日部のデパートが一部崩壊、風間の母が巻き込まれて負傷したという知らせが入ってきた。時を同じくして、東京タワーの上空には暗雲が垂れ込め、3分後の世界にある筈の怪獣の繭が現れる。もしやと思い家に急ぎ戻ったしんのすけは、そこで傷付いたひろしとみさえの姿を見る。3分以内では倒せないほどの強力な怪獣が現れ、その戦いの余波で現在の世界に被害が出てしまった。その直後更に強力な怪獣が出現、ひろしとみさえは手が出ないと匙を投げてしまう。そこで「ひま(ひまわり)に女子大生になってもらって素敵なおにいさまって友達に紹介してもらう」ために、しんのすけが立ち上がる。
映画 クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!
えいがくれよんしんちゃんでんせつをよぶおどれあみーご
あらすじ
よしながみどり、まつざか梅、上尾ますみの三人は居酒屋で話をしていた。まつざかは幼稚園のお遊戯会の出し物としてサンバを踊ろうと提案するが、他の二人は難色を示す。やがて三人は解散してそれぞれの家路に着いたが、人気のない夜道を一人歩いていたよしながは途中で何者かにつけられていると感じ走り出す。そして踏切を渡ったところで、自分そっくりの人間に捕まってしまう。ある朝、しんのすけはいつものように幼稚園のお迎えバスを待たせていた。すると、バスからやけにノリの良いよしながが。しんのすけは不思議に思いながらもバスに乗り、幼稚園に向かう。幼稚園の休み時間、マサオは「あいの様子がおかしい」と語る。確かに酢乙女あいは、いつもは無関心なはずのマサオに対しやけに優しかった。マサオが「本物そっくりだけど、本物じゃない」と力説すると、ボーちゃんは「そっくりなニセモノが出没し、本物の人間はいつのまにか姿を消してしまう」という“カスカベ都市伝説”を語り一同を怖がらせた。数日後、野原一家は大型スーパーマーケットに出かける。迷子になったしんのすけは、みさえとひまわりが2組いるという奇妙な光景を目撃する。しんのすけはニセモノのみさえにお菓子をたくさん買ってあげると言われ捕まりそうになるが、「ツンデレ」と書かれたジャージを着た女性に助けられる。しんのすけが本物のひろしとみさえの元に戻ると、二人も「もう一人の自分に見られているような気がする」と思い始めていた。そしてその気のせいはついに現実のものとなる。幼稚園で前々から様子のおかしかったよしながと園長先生が、お遊戯会の出し物でサンバを踊ろうと言いだし、曲が流れた途端に踊り出した。どうやらこれはニセモノの習性らしく、あいや黒磯、他の園児達も踊っている。自分たち以外の先生や園児が全員ニセモノに成り代わられていた事を知ったまつざか、上尾、かすかべ防衛隊は危機を察知し幼稚園から逃げ出そうとするが、上尾はニセモノの黒磯の誘惑に負けて捕まってしまい、まつざかはしんのすけたちを逃がすために囮になり捕まってしまう。その頃、ひろしも会社で同僚の川口がニセモノに成り代わられていることに気付いていた。帰宅時、ひろしはニセモノの川口と謎の人物達に捕らえられそうになり、必死の思いで逃げ出したが、家に着くともう一人のひろしがしんのすけと入浴していた。二人のひろしはどちらが本物か証明するために戦いを繰り広げ、最終的に股間の痛さの感じ方で決着がつき正体を見破られたニセモノのひろしは逃げ出した。一安心するひろしだったが、突然シロがしんのすけを睨みつけ、目の前で「チンチンカイカイ」をしてみせる。だが、しんのすけはそれが何か知らなかった。何とニセモノのひろしと入浴していたしんのすけもニセモノだったのだ。ニセモノのしんのすけは正体を見破られるとそのまま逃げ出した。その頃、本物のしんのすけとかすかべ防衛隊のメンバーは公園に集まっていたが、まつざかと上尾が自分達の眼前で捕まったのを目撃したにも関わらず、現状を断固として信じない風間は帰宅。他の隊員も、親たちの様子がおかしければもう一度公園に集まる事を約束して解散する。そして、風間は自宅でニセモノの風間とママに捕まってしまう。野原家はニセモノの川口に再び見つかり、家に篭城しようとするも、ニセモノのひろしとニセモノの川口に阻止されてしまう。敵に囲まれて絶体絶命になったそのとき、1台の車が野原宅に突っ込んでくる。車には本物のしんのすけと、以前彼を助けたジャージの女性が乗っていた。女性は SRI(Sambano Rhythm Iine:「サンバのリズムいいネェ~」の略)という組織の特捜員で、名前を「ジャクリーン・フィーニー」・通称「ジャッキー」という。しんのすけたちは車に乗り込み、公園でニセモノの風間と謎の人物達に捕まりそうになっていたネネ、マサオ、ボーちゃんを間一髪で助け出した。しかしその後、ジャッキーの分析で野原一家とネネ・マサオ・ボーちゃんを除く春日部の住人は既に全員ニセモノに成り代わられていたことが判明する。更にニセモノたちは虎視眈々としんのすけやジャッキーが乗ったSRIの車を狙っていた。そこで一同は春日部を脱出して隣町に逃げ込もうと考えかすかべ山の山道を通って脱出を図るが、その途中でヨシリンやミッチーたちのニセモノに襲われ、ついに捕まってしまう。近くの小屋に連行されたしんのすけ達は、その中がコンニャク工場であり、ここで生産されているコンニャクこそがニセモノの正体だったことを知る。ニセモノの正体はバイオテクノロジーの権威・アミーゴスズキが作り出した「コンニャクローン」という技術によって生み出されたコンニャクを素材とするクローン人間で、この工場で大量のニセモノが生産され、行方不明になっていた本物の人々はアミーゴスズキが放ったコンニャクローン達に捕まっていたのだった。アミーゴスズキと対峙し、危機一髪となったしんのすけ一行だったが、そこへジャッキー達SRIがシロの助けをかりて突入。ジャッキーを殿にアミーゴスズキから逃げ出した一行は、地下室で強制的にサンバを踊らされていた春日部市民たちを発見、これを救い出す。一方ジャッキーは、アミーゴスズキとのダンス対決に苦戦していた。が、その場に駆けつけたしんのすけの「おしりさんば」によって、自分だけのサンバを踊るよう勇気づけられたジャッキーは、再びペースを取り戻す。また、しんのすけ達が春日部音頭を踊り始めたことから形勢が逆転、アミーゴスズキは春我部市民たちの音頭の前に圧されてしまう。「みんなと」踊ることへの楽しさに目覚めかけたアミーゴスズキだったが、部下のチコが独断でジャッキーを狙撃してしまう。応戦するかたちでSRIの隊員が放った弾丸によって、アミーゴスズキのサンバステージは崩壊する。ステージの残骸にあゆみよるジャッキーらの前に立ち上がったのはジャッキーそっくりの顔をもつアミーゴスズキだったが、直後彼女の身体はコンニャクに覆われる。コンニャクが流れ落ちた後に現れたのは果たしてジャッキーの父で、本来の姿の「アミーゴスズキ」であった。アミーゴスズキとジャッキーは和解を成し遂げ、父娘としんのすけ達はサンバを踊るのだった。
映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!
えいがくれよんしんちゃんあらしをよぶうたうけつだけばくだん
あらすじ
地球から遠く離れた宇宙(地球が属する銀河の外)を航行していた『ケツだけ星人』達の宇宙船。その宇宙船の近くに突如巨大な岩石天体が現れる。避けることが出来ないと知ったケツだけ星人達は巨大隕石に向けて次々と円盤型の特殊爆弾を放ち、その大爆発によって巨大隕石を粉々に吹き飛ばした。しかし、爆弾の一つは巨大隕石の岩が崩れて外れてしまったために爆発せず、そのまま銀河系、太陽系内を飛び、地球(沖縄)に向けて飛んで行った。しんのすけ達野原一家は、ひろしの勤続15年のごほうびで沖縄旅行を楽しんでいた。しんのすけとシロは浜辺で遊んでいる最中、不思議な形の円盤を発見する。それを投げて遊ぼうとしたしんのすけだったが、円盤は突如動き出してしんのすけのお尻へむかう。危険を察知したシロがしんのすけを突き飛ばすと、円盤はオムツのような形になり、シロのお尻にはまってしまった。円盤の正体は、爆発せずに地球に落ちていったケツだけ星人の特殊爆弾だった。その存在をいち早く察知した宇宙監視センター・「Unidentified Nature Team Inspection(通称:UNTI(ウンツィ))」は爆弾を回収するために動き出し、沖縄から帰る途中の野原一家を追跡するが、そこへ同じく特殊爆弾の存在を知って爆弾を手に入れようとする美人女性テロ集団・通称「ひなげし歌劇団」が現れてUNTIを妨害。ひなげし歌劇団の団長・お駒夫人はしんのすけにシロを渡すよう詰め寄るが、結局逃げられてしまう。そんな中、家に帰って来た野原一家の面々は、待っていたUNTIの長官・時雨院時常からシロのお尻についた物体が地球を丸ごと破壊してしまうほどの強力な爆弾である事を聞かされる。爆弾をシロから分離する事は不可能と知ったUNTIは、シロもろとも爆弾をロケットに乗せ宇宙に打ち上げて処理する……つまり、地球を救う為にシロを犠牲にすることを決定。ひろしとみさえは戸惑うが、しんのすけだけはこの要請を断固拒否、シロを連れて家を飛び出した。65億人VS一人と一匹。事実上、全人類を相手に、しんのすけとシロは逃亡劇を繰り広げることとなる。
映画 クレヨンしんちゃん ちょー嵐を呼ぶ 金矛の勇者
えいがくれよんしんちゃんちょーあらしをよぶきんぽこのゆうしゃ
あらすじ
暗黒世界ドン・クラーイの帝王アセ・ダク・ダークは、人間界を支配しようと企んでいた。しかし、闇を打ち払う「三つの宝」と「勇者」の伝説を知ったダークは、「三つの宝」の一つである「銅の鐸」を奪取。残る二つの宝「金の矛」と「銀の盾」を奪おうとするが、一足早くダークの企みを知ったある男によって「金の矛」と「銀の盾」は人間界へ送られる。その頃、しんのすけはデパートでアクション仮面の新作のおもちゃ「アクションソード」を買ってもらう。ところが家に帰って箱を開けてみると、アクションソードはものさしに変わっていた。それから数日後、幼稚園からの帰りにシロにそっくりな黒い犬・クロを拾い、クロをペットとして飼うことにした。その夜、目を覚ましたしんのすけは突然家を訪ねてきたプリリンというセクシーな女性に出会い、彼女に頼まれて一緒に外出する。しかし、プリリンの正体は人間界に送り込まれたダークの部下だった。しんのすけはダークの策略にかかり、人間界とドン・クラーイを繋ぐ扉を開いてしまう。翌日、しんのすけが開いてしまった扉から闇が人間界に流れ込み、その影響で野原家に様々な災難が降りかかっていく。そんな時、しんのすけの前にマタ・タミという少女が現れる。彼女はしんのすけが「金の矛」に選ばれた勇者だと告げ、しんのすけを守るためにやってきたのだという。マタと共にダークと戦う決意をしたしんのすけだったが、マタが現れたことを知ったプリリンは色仕掛けでしんのすけを言葉巧みに騙し、マタを封印してしまう。それにより、野原家が知らないうちに人間界がおかしくなってしまい、さらにそれがダーク達によって作られた偽の世界であることに気づく。しんのすけ達はマタの封印を解き、彼女と共にダークに立ち向かう。
映画 クレヨンしんちゃん オタケベ!カスカベ野生王国
えいがくれよんしんちゃんおたけべかすかべやせいおうこく
あらすじ
ある日の夜、峠を登っていた一台のトラックが謎の女性にライフルで襲撃される。トラックは川に転落し爆発、荷物の一つであるアタッシュケースが流されていく。しんのすけが住む双葉町では、新しい町長に就任した四膳守(しぜん・まもる)を中心にエコロジー活動が盛んになっていた。ある日、ふたば幼稚園の課外授業で地域の清掃活動に参加していたしんのすけは、河原で謎のアタッシュケースを発見。その中に入っていた不思議な緑色のドリンクを拾い持って帰る。ところがその夜、後で飲もうと冷蔵庫に冷やしておいたドリンクをひろしが飲み、さらにみさえまでも飲んでしまう。すると翌日、二人は徐々に動物のような仕草をとり出すようになり、遂にある日ひろしは鶏、みさえは豹に変身してしまった。驚く一家の下に突然ブンベツと名乗る男が率いる謎の集団が現れ、その場にいたかすかべ防衛隊とひろし達を捕える。かすかべ防衛隊の面々は何とか逃げ出すが、ひろしとみさえは謎の集団に連れ去られてしまった。そんな中、しんのすけとかすかべ防衛隊の面々は謎の集団を追って現れた「ビクトリア」と名乗る女性と出会い、彼女から四膳の正体を知らされる。四膳は実は過激な環境保全組織「Save Keeping Beautiful Earth(通称:SKBE(スケッベ))」のリーダーで、人類を動物に変えることで環境破壊に歯止めをかける計画「人類動物化計画」を進めており、ひろしとみさえが飲んでしまったドリンクは彼がその計画のために開発した人間を動物に変えてしまう「人類動物化ドリンク」だった。そして、一度「人類動物化ドリンク」を飲んで動物になってしまった人間は、自分が人間だった事や人間だった時の記憶をすべて忘れてしまうのだとも。四膳がひろし達の体から「人類動物化ドリンク」のエキスを取り出そうとしていることを聞かされたしんのすけは、ひろし達を救うべくひまわりとシロ、ビクトリア、うっかり失敗作のドリンクを飲んで半動物化したかすかべ防衛隊と共にSKBEの基地へ向かう。運良くブンベツを見つけ後をついていくと基地への秘密の入り口を発見。春日部地下の空洞には手付かずの森が広がっておりそこの中心地に基地はあった。動物の力を使いピンチを乗り越えていくかすかべ防衛隊だが、しんのすけが原因で捕まってしまう。四膳の前に連れてこられたかすかべ防衛隊、四膳が事を起こすに経った理由を聞かされるが怪しい大人としか思わず、そしてしんのすけは完全に動物となった両親と対峙する。豹になったみさえに傷つけられるしんのすけだったがお尻がきっかけでみさえは記憶を取り戻し部屋を脱出、人力発電をさせられていたかすかべ防衛隊を解放した。野原一家はSKEB幹部のマイハシに勝利し、防衛隊は動物の力を駆使し優位に立つ。ビクトリアは先に潜入し捕まっていたが、目を覚まし基地を破壊していく。排水設備が破壊され水流に飲まれるしんのすけ達がたどり着いた先は春日部、そして遂にひろしも記憶を取り戻した。しかしいつもの春日部は動物で溢れかえっていた。四膳の計画は止まらず住民は全て動物になっており、地下からモニュメントが浮上し四膳との最後の戦いが始まる。四膳は特製ドリンクで怪物に変身し野原一家を追い詰めていく。ついにしんのすけも動物に変身するも優位は変わらず絶体絶命のピンチになるが、シロクマになったひまわりが助けに入り形勢逆転する。なおも諦めの悪い四膳だったがそこにビクトリアが現れ、彼女の正体が四膳の妻「良子」であった事が知らされる。守が過激な計画を起こした理由は自然を顧みない人類への絶望だけでなく支えとなる筈だった良子の浪費やゴミの分別をしないといった自然を顧みない姿勢であった。夫婦喧嘩の末良子は動物化ドリンクを飲もうとするが、守は愛する妻だけは動物にすることは出来ず、ドリンクを弾き飛ばし謝罪する。四膳夫婦は仲直りし、動物化した人間は一人残らず元に戻り、ひろしは今まで以上に環境を意識し、おばかをするしんのすけが叱られるなどいつもの日常が戻ってきた。
映画 クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁
えいがくれよんしんちゃんちょうじくうあらしをよぶおらのはなよめ
映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦
えいがくれよんしんちゃんあらしをよぶおうごんのすぱいだいさくせん
映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス
えいがくれよんしんちゃんあらしをよぶおらとうちゅうのぷりんせす
映画 クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!
えいがくれよんしんちゃんばかうまっBきゅうぐるめさばいばる
映画 クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん
えいがくれよんしんちゃんがちんこぎゃくしゅうのろぼとーちゃん
あらすじ
ギックリ腰で腰を痛めたひろしは突如現れた謎の美女に連れられ、マッサージも兼ねてエステの「無料体験」を受けることに。エステを終えて家に着いたひろしだったが、そこで自分の体がロボットになっていることに気づき驚く。ロボットになった自分を前に警戒心むき出しのみさえに対し大喜びのしんのすけ。そんな中ひろしは、自分の体がロボットになった原因があのエステサロンであったことに気づく。それは、邪険に扱われる日本の弱い父親達の復権を企てる『父ゆれ同盟』の恐るべき陰謀だった。「家族は、オレが守る!!」崩壊寸前のカスカベを前にロボットになったひろし=ロボとーちゃんが、しんのすけと共に立ち上がる。
映画 クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 サボテン大襲撃
えいがくれよんしんちゃんおらのひっこしものがたりさぼてんだいしゅうげき
あらすじ
ひろしは、メキシコの町に生息するサボテンの果実を集めるために双葉商事の部長から異動と同時に部長昇進を命じられる。はじめは単身赴任を考えていたものの、みさえから「家族はいつも一緒!」との一言により一家総出でメキシコへ引っ越しすることに。慣れ親しんだ春日部の住人達と涙の別れを告げることになった野原一家。メキシコのお姉さんはみんなスタイル抜群と聞いたしんのすけは喜んで旅立つ。引っ越し先の町・マダクエルヨバカにて個性的なご近所さん達に囲まれ不安だらけの新生活が始まるが、そこでしんのすけ達を待ち受けていたのは人間を捕食する歩くサボテン・人喰いキラーサボテンだった。果たして野原一家は、メキシコのご近所さん達と共にこのピンチを乗り越えることができるのか!?
映画 クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃
えいがくれよんしんちゃんばくすいゆめみーわーるどだいとつげき
あらすじ
ある日、巨大な魚に呑み込まれる夢を見たのをきっかけに野原一家を始めとする春日部市民たちは夢の中で巨大魚の体内にある不思議な世界「ユメミーワールド」に迷い込む。その世界ではやりたい事が自由にできるということで二度目の時、市民たちは自分の夢に浸っていくが、その中で大人たちのは小さく不完全な夢で謎の生き物によって奪われて魚の体内に放り出されてしまう。魚の体外は地獄のような世界で次々と現れる恐ろしい出来事=悪夢にうなされた大人たちは次第に元気を無くし、日が経つにつれて子供までもが夢を奪われて悪夢ばかり見るようになってしまう。それに気づいた野原しんのすけ達カスカベ防衛隊は原因を探るため、悪夢のせいで元気を無くした佐藤マサオの代役として春日部に引っ越してきた少女・貫庭玉サキを仲間に加えて夢の中に入るも、風間トオルが彼女が春日部に来てから事件が起きた事と夢の中で見かけないことで彼女を疑い、後に原因がサキの父親・貫庭玉夢彦であることを突き止める。夢彦は悪夢しか見られない貫庭玉サキのために人々の夢を操っては楽しい夢を奪い取り、そのパワーで貫庭玉サキの悪夢を中和していた。風間トオル、桜田ネネ、ボーちゃんも悪夢を見るようになり、サキとわだかまりが生まれる中、真相を知ったしんのすけはサキの幸せのためにサキの悪夢を獏に食べさせるという作戦を考え、仲間達を救う為、野原一家は揃って夢の中へ入っていく。
映画 クレヨンしんちゃん 襲来!!宇宙人シリリ
えいがくれよんしんちゃんしゅうらいうちゅうじんしりり
あらすじ
ある日の夜、野原家にUFOが不時着。UFOの中にいたのは、宇宙から来たという宇宙人のシリリだった。シリリが発した光線を浴びたひろしとみさえは25歳若返り、ひろしは10歳に、みさえは4歳の姿に戻ってしまう。シリリは、生き物を若返らせることは出来るものの、成長させることは出来ないのだという。そして、日本の南の種子島にいるシリリの父親なら、ひろしとみさえを元の姿に戻せるらしい。翌日、シリリはしんのすけのズボンの中に入り、野原一家は日本縦断の旅に出発する。その後、カスカベ防衛隊にシリリの存在とひろしとみさえが子どもになった事がばれてしまうも、他人には言わないという約束を交わす。ようやく新幹線に乗り込んだ野原一家だったが、泥棒に全財産とシリリの私物を盗られてしまい一時静岡に下車することに。そしてヒッチハイクで八尾という宇宙人オタクの男に拾われ彼の家に行くが、シリリの存在に気づいた八尾がシリリを捕まえようとしたため、野原一家たちは森へ逃げる。そこで、しんのすけ、シリリ、シロの3人は誤って長崎行きのトラックに乗ってしまい、長崎へ。一方、ひろし、みさえ、ひまわりの3人は、反省した八尾と共にしんのすけ達を追って熊本へ車を進める。なんとか熊本で再会を果たした野原一家だったが、謎の二人組のモルダダとカスリーに捕まってしまう。そんな中、シリリの父親による恐るべき陰謀が進められようとしていた。
映画 クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ〜拉麺大乱〜
えいがくれよんしんちゃんばくもりかんふーぼーいずらーめんたいらん
あらすじ
春日部に古くからある中華街・アイヤータウン(哎呀街)にやってきたしんのすけ達カスカベ防衛隊は、「伝説のカンフー」と呼ばれる拳法「ぷにぷに拳」の修行に励んでいるマサオから「一緒にやらない?」と誘われる。最初は乗り気では無かったが、カンフー少女のランに惹かれたしんのすけにつられ、他のメンバーも渋々付き合う事に。そんな中、食べたらヤミツキになると言われる謎のラーメン・ブラックパンダラーメンを食べた春日部の人々が次々と凶暴化して暴動を起こし、アイヤータウンを大混乱に陥らせる奇怪な事件が発生。アイヤータウンを守るためにカスカベ防衛隊は謎の組織との戦いに挑む。
クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン 〜失われたひろし〜
くれよんしんちゃんしんこんりょこうはりけーんうしなわれたひろし
あらすじ
新婚旅行に行ってない事に今更気づいたみさえとひろしは、みさえが見つけてきたオーストラリアにあるグレートババァブリーフ島の家族同伴の激安新婚旅行ツアーにしんのすけ達と一緒に旅行に参加する。しかし、そこで野原一家を待ち受けていたのは予想だにもしない危険な冒険だった。
クレヨンしんちゃん 激突! ラクガキングダムとほぼ四人の勇者
くれよんしんちゃんげきとつらくがきんぐだむとほぼよんにんのゆうしゃ
あらすじ
地上の人々の落書きをエネルギーとして空に浮かぶ「ラクガキングダム」は、落書きをする人達の減少に伴うエネルギー不足により存亡の危機に立たされていた。王国軍は無理矢理落書きをさせるために「ウキウキカキカキ作戦」を遂行すべく地上に降り立ち、春日部への侵攻を開始した。これを阻止すべく、ラクガキングダムの姫は描いたものを実体化させる力を持つ王国の秘宝「ミラクルクレヨン」を宮廷画家を通して地上の勇者に託すことにしたが、それを入手したのは野原しんのすけであった。しんのすけと彼の落書きで実体化したぶりぶりざえもん、ニセななこ、ブリーフの4人は勇者として春日部を奪還すべく動き出したのだが…。
クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園
くれよんしんちゃんなぞめきはなのてんかすがくえん
あらすじ
全寮制の超エリート校「私立天下統一カスカベ学園」通称・天カス学園に1週間体験入学する事となったしんのすけ達。入学を目指していた風間は、足を引っ張るしんのすけとの大喧嘩の末に寮から飛び出してしまった。探しに出た所、壊れた時計塔の中でお尻に噛み跡がある状態で倒れている所を発見された。翌朝に目を覚ましたものの究極のおバカに変貌していた。学園で似た怪事件が多発していた事もあり、しんのすけ達は「カスカベ探偵倶楽部」を結成。しんのすけ達が迷推理の末に見つけたモノとは...
クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝
くれよんしんちゃんもののけにんじゃちんぷうでん
あらすじ
ある日、野原家に妊婦の女性・屁祖隠ちよめと5才の少年・珍蔵が訪れた。彼女は5年前にみさえと同日に同じ病院で子供を産んだが、病院のミスで取り違えが起きてしまったと同行していた病院の医院長が言う。あまりの事に動揺するひろしとみさえだったが、ちよめの強引な理屈で一晩泊めることになってしまう。その夜、ちよめ達を連れ戻しに来た忍者達が野原家を襲撃し、ひろし達が寝ている横でちよめが迎撃するものの多勢に無勢で捕らえられる。偶然起きて珍蔵と間違われたしんのすけは、ちよめと共に忍者の里へ連れ去られる。しんのすけはそこで、地球のエネルギーが噴き出す「地球のへそ」の存在と、屁祖隠家が「もののけの術」でへその栓を守る役目を担ってきた事を知り、里の長老の命令でもののけの術を会得するため忍者幼稚園に通うことになってしまう。一方、しんのすけとちよめがいなくなった事に気付いたひろしとみさえは、珍蔵から事情を聞き出し、しんのすけが持って行ったみさえのスマートフォンの位置情報を頼りに忍者の里を目指す。しかし、忍者の存在を隠すため長老の放った影の刺客による襲撃を受けてしまう。