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うる星やつら オンリー・ユー続編情報

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 放送
うる星やつら 
CX
1981年10月14日~1986年3月19日(全218話)
押井守→やまざきかずお (チーフディレクター) 髙橋秀弥、木村泰大
スタジオぴえろ、スタジオディーン
あらすじ

うる星やつら(第2作) 
CX
2022年10月14日~
david production
あらすじ
地球侵略をたくらむ宇宙人・鬼族が、地球に鬼ごっこ勝負を仕掛けた。地球人代表は「最凶」の高校生・諸星あたるだが、鬼族代表の少女・ラムはなんと彼にプロポーズされたと勘違い。鬼ごっこは地球の勝利に終わるが、あたるとラムの恋の鬼ごっこが幕を開け…?

うる星やつら(第2作) 第2期 リメイク第2期
フジテレビほか
2024年1月12日 ~
david production
あらすじ
 劇場版
タイトル
上映日
監督/製作
うる星やつら オンリー・ユー
うるせいやつらおんりーゆー
1983年2月11日
押井守
スタジオぴえろ
あらすじ
影踏み遊びをするシルエットの少年と少女。影踏みに勝ったと主張する少年は、少女から11年後に結婚しようと告げられる。そして少女は宇宙へと去っていった。ある日、あたるのクラスメイトやラムの友人達に、あたるとエルという女との結婚式の招待状が次々と届けられた。あたるには「エル」という宇宙人の婚約者が既に存在しているというのだ。あたるはラム親衛隊のメガネ達から拷問され、三宅しのぶからは凄まれ、私設軍隊を引き連れた面堂終太郎には「たたっ斬る」と息巻かれ、ついにはラムの電撃を受けて問い詰められるが、あたるにはそんな記憶は全くない。しかしエルからの使い・ババラが現われ、エルが美人であると聞くと、いつもの浮気癖を出したあたるはあっさり約束を受けた。ラムは事情を聞いて地球に来た弁天と相談し、あたるとその両親を始め、面堂・しのぶ・サクラ・錯乱坊・ラム親衛隊らの友引町のメンバーをバス型UFOに巻き込んで宇宙の果てへ飛び立つ。宇宙空間でラムの両親や、弁天、海王星のおユキ、ラン、レイ、クラマ姫などと合流し、エルよりも先にあたると結婚式を挙げようとしたが、その前にあたるを奪いに来たエル星の艦隊が立ち塞がる。激怒したラムの父はエル軍との宇宙戦争を宣言。交戦開始寸前の状況まで発展するが、その隙にエル星のスパイであるロゼの手により、あたる(と面堂やメガネ達までも)が連れ去られてしまう。ラムはあたるを取り戻すため戦闘機に乗り追跡するが、修理中であったこの機体はエンジンが爆発してしまう。「ラム!」爆発を見たあたるはラムの身を案じて叫ぶが、ラムが救出カプセルで脱出し一命を取り留めたのを見て胸を撫で下ろした。ラムの叫びも空しく、結局あたるはエル星艦隊と共に去っていった。エルとはエル星の若き女王であった。彼女と結婚すれば当然「王」となるあたるは、ハーレムが作れると有頂天になる。しかし、エルの横取りを画策した面堂が、エルの宇宙中の美形コレクションの10万人目として選ばれ、コールドスリープ処理をされかける。その現場をメガネ達と共に見てしまったあたるは、必死に「心から愛している」と許しを請うエルを「浮気者」と罵り、婚約破棄を宣言した。しかしエルはそんなあたるを「誰にも渡さない」と拘束し、「なぜそこまで執着するのか」と訝るババラをよそに、結婚式を強行することを決定する。テンと共に牢屋に入れられたあたるは、牛丼を貪り食いながらラムの愛情を感じ始めていた。一方、母星に帰還したラムもあたるへの想いを断ち切れずにいたが、冷凍処理されエル星から送り返されてきた面堂達から話を聞き、あたるを奪還するため、挙式当日に変装して招待客に紛れてエル星に潜り込む。ラムの決意に気づいた弁天、おユキ、ラン、レイ、クラマ達も後を追ってエル星に潜入し、繁華街や各地で行動を開始する。コールドスリープされていた美男達を解放するなど暴動を起こしてエル軍の警戒を引きつけている間に、ラムはあたるのいる結婚式場へと向かい、あわや誓いのキス成立かというところで式に乱入する。ラムの呼びかけに応えたあたるはラムを抱き締め、弁天達と一緒にバスUFOで脱出を試みるが、あたるに懸命にしがみついていたエルも一緒に引き揚げられ、弾みでバスUFOのワープ装置が作動、大容量惑星の引力圏内でワープしてしまったために時空が変化し、過去へとタイムワープしてしまう。一同が飛んだのは奇しくも11年前の地球。そこには、夕暮れの公園で無邪気に遊ぶ、あの幼き日のあたるとエルの姿があった。当時のあたるがエルの影を踏んだと嘘をついていたことを知る。このため結婚契約が無効になってしまい、あたるたちは解放され、エルは冷酷な女王に戻っていく。エル星から帰還するとそこは巨大な教会の中だった、あたるにサプライズでラムとの結婚式が盛大に行われたが、誓いのキスの寸前にあたるは「嫌だ!」と絶叫して逃げ出す。あたるとラムの『鬼ごっこ』は大勢の人間を巻き込んで続いていく。

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー
うるせいやつら2びゅーてぃふるどりーまー
1984年2月11日
押井守
スタジオぴえろ
あらすじ
廃墟と化した友引町と荒廃した友引高校。ラム達は、池と化した運動場でウォーターバイクに興じ、サクラは日光浴をしている。そして諸星あたるは池辺で呆けていた。いったい友引高校に何が起きたというのか――。学園祭(文化祭)を明日に控えた友引高校。生徒達が連日泊まり込みで準備を行なっており、校内は行き交う生徒でごった返していた。あたるやラム達を中心とした2年4組も相変わらずのお祭り騒ぎ。しかし、あたると面堂終太郎が街に夜食の買い出しに出かけると、明かりが消え、人どおりが絶えた街を、チンドン屋と、白い服を着た少女が歩いていくという奇妙な光景に出くわす。夜が明けて、2年4組の担任教師の温泉マークは生徒指導に疲れノイローゼを罹い、保健医のサクラから薬をもらって自宅のアパートへ帰る。その後、誤って強力下剤を渡したことに気づいたサクラが温泉マークの自宅アパートを訪ねると、部屋にはカビやキノコが繁殖し、目も当てられない状態になっていた。温泉マークはサクラに、時間の感覚が狂っており、「学園祭の前日」が果てしなく繰り返されていることを指摘する。サクラは温泉マークの話をにわかに信じられなかったが、温泉マークの意見に次第に共感し、彼と共に解決の糸口を探し出そうとする。二人はまず、現状に何らかの変化を与えるために友引高校を一旦閉鎖し、準備にあたっていた生徒達を強制的に自宅へと追い返す行動に出た。学校を追い出されたあたる、ラム、面堂、しのぶ、メガネらは雨の中各々帰宅しようとするが、徒歩で帰宅したあたるとラム以外の全員が友引高校の前へと戻ってきてしまう。その頃、サクラは怪異な現象について相談するため、錯乱坊がいるはずの空地に向かうが、錯乱坊の姿は見当たらず、学校に残って連絡を待つはずの温泉マークも電話に出ないまま消息を絶つ。友引高校に戻るためにタクシーを拾ったサクラは、運転手から浦島太郎をモチーフにした奇妙な話を聞かされ、その運転手にただならぬ妖気を感じたサクラは御幣を振るって間一髪危機を逃れた。結局ラムとあたる以外は帰宅できず、仕方なく諸星家に一晩泊まることになったが、翌朝、結局登校して学園祭前日のドタバタを繰り返す。面堂は「原因は友引高校にあり」と結論付け、あたるらとともに、夜の友引高校に乗り込む。しかし、校内で不可思議な現象に襲われ、原因の探索が困難になり、一時退却を余儀なくされる。そこで一同は面堂が町内に隠していたハリアー戦闘機を使い、友引町からの脱出を試みる。遥か上空へ舞い上がった一同が見たのは、地球平面説の如く直径数キロの円卓状に切り取られた友引町が、巨大な亀の石像の背中に載せられて宇宙空間を進んでいるという驚くべき光景だった。さらに彼らが友引町の下の空間に回り込むと、そこでは前夜姿を消した錯乱坊と温泉マークが巨大な石像と化して、亀の背中の上に立って下から友引町を支えていたのである。唖然としながらも、ハリアーの燃料の不自然な減少もあり、結局逃げられないことを悟った一同は、やむを得ず町に帰還し、あたるの自宅の庭に強行着陸する。次の日から友引町は、まるで終末後の世界のように廃墟と化す。友引高校は一部校舎を残して水没し、あたるやラム、あたるの父母、テン、面堂、しのぶ、サクラ、ラム親衛隊の4名、藤波親子らを除く町の住人たちも全て姿を消した。しかし、なぜか諸星家にのみ電気、ガス、水道と新聞などのメディアが供給され続け、いくら取っても商品がいつの間にか補給されて絶対に尽きないコンビニエンスストアが近くに建っていた。今や友引町は、彼らの都合の良い様に衣食住が保障された、奇怪なパラダイスと化していた。ラムやあたる達は、半ば開き直って、この世界での生活を満喫する様になる。一方、面堂とサクラはこの世界の正体を突き止めようと探索を続け、ある結論に達する。二人はそれを証明するために夜の校舎にあたるを呼び寄せ、自分達の結論を話し、すべての出来事の原因はラムであり、この世界を作り出したのは、あたる自身だと語る。一介の高校生である自分にそんなことが出来るわけがないと反論するあたるだったが、本物のあたるはとっくにその場におり、見事にサクラ達の策にハマった偽物のあたるを結界の中に閉じ込めることに成功する。そして姿を現したのが、人の心に住み悪夢を見せると言われる妖怪・夢邪鬼であった。この奇怪なパラダイスは、ラムの「今の生活をずっと続けていたい」という願いに応えて夢邪鬼が創り出した夢だったのだ。夢邪鬼は、これまでに多くの人に夢を見せてきたが、人間の欲望により、いつも道半ばで失敗し、悪夢になってしまう。夢作りをあきらめかけていたその時、偶然水族館でラムと出会い、ラムの一点の穢れもない夢を聞く。夢邪鬼は、その夢の完成を最後の大仕事に決めたのだった。この世界の正体を見破った面堂とサクラだが、気を緩めた隙に夢邪鬼によって封じ込められ、ラムの夢から退場させられてしまう。しかし、残っていたあたるは、サクラに持たされていた、護身用のお祓い棒で夢邪鬼を脅し、夢邪鬼にハーレムの夢を作らせるも、あたるはそこにラムがいないことに文句をつける。あたるの身勝手さに激怒した夢邪鬼は、悪夢を食う伝説の動物獏を呼ぶためのラッパをうっかり放り出してしまう。その用途を理解したあたるがラッパを吹き鳴らすと、テンが変なオッサン(=夢邪鬼)からもらったという風変わりなブタ、すなわち獏の封印が解けて空に飛び立ち、巨大化する。そして獏は巨大な口で夢を吸い込み、呑み込み始めた。ラムの夢の世界の崩壊が始まったのである。一生懸命作った夢を壊されてしまった夢邪鬼は、あたるに次々と悪夢を見せ、最後には「夢だから何度でもやり直しが利く」「自分の作り出す現実と何の違いもない楽しい夢の世界で思い通りに暮らす方が良い」とあたるを誘惑する。そこへ白い服の少女が現れ、あたるに元の世界に帰りたいかと尋ねる。少女が言うには、元の世界に帰るには、目覚めたら1番に会いたい大切な人の名前を叫べばこの夢から覚めることができるらしい。あたるはその言葉を信じ、少女に現実世界に戻る旨を伝えた。するとそれを聞いた少女は、帽子のつばを上げ、その素顔を見せ、言った。「責任とってね」あたるが見たその素顔は少女の姿をしたラムだった。あたるは、学園祭の準備で泊まり込んでいた友引高校で目を覚ます。隣りに寝ていたラムも目覚め、終太郎やメガネ達と、ずっと一緒に楽しく過ごす夢を見ていたと語る。あたるは「それは夢だ。夢なんだよ」とラムに囁き、接吻しようとするが、目を覚ました一同に見とがめられ、またいつものドタバタが始まる。夢邪鬼はそんなあたるたちの様子に呆れながら、獏とともに去ってゆく。時計の針が動き、1日の始まりを告げる友引高校の時計塔の鐘が鳴った。

うる星やつら3 リメンバー・マイ・ラヴ
うるせいやつら3りめんばーまいらヴ
1985年1月26日
やまざきかずお
スタジオディーン
あらすじ
学校図書館で、ラムはしのぶから「結ばれる男女は赤い糸で結ばれている」という言い伝えを聞き、「うちもダーリンと結ばれてるっちゃ」とはしゃぐ。学校の帰り道、新設の遊園地「友引メルヘンランド」が出来た事を知ったラムは早速あたるとデートへ向かう。遊園地には、妖怪や宇宙人とおぼしき者でごった返していて、メガネらラム親衛隊、藤波竜之介のそっくりさんまで現れた。一方、サクラや錯乱坊は、遊園地に漂う妖気に気が付いていたが、なぜか入園できない。その遊園地のイベントで、あたるは手品師によってピンクのカバにされてしまい、その手品師と助手の女が姿を消してしまったため元の姿に戻れなくなる。サクラは、あたるに呪いがかけられていると告げる。その夜、犯人の手品師を発見したラムは、手品師を遊園地の鏡迷路へと追い詰めるが、鏡迷路から亜空間に幽閉されてしまった。手品師の正体は「ルウ」と名乗る少年。あるゴミ捨て場で拾った不思議な光を放つガラス玉によって超能力を得たルウは、時空を超えて偶然見かけた幼少時代のラムに惹かれて今回の事件を起こし、ラムに自分と一緒に暮らすよう強要する。一方現実の世界では、コタツネコから、ラムが遊園地へ男を追いかけて行ったのを見たという情報が入る。しかし遊園地を探っても手掛かりはなく、さらに遊園地にいた妖怪や宇宙人達はいなくなり、サクラ曰く、妖気を発しているのはあたるだけになっていた。やがて、弁天やラン達の調査により、ラムの失踪とあたるがカバにされた理由が判明する。それは過去に手違いのせいでラムの誕生会に出席出来なかった「樫の木森のオババ」が、『銀河系よろず呪い事引き受け組合』に依頼してラムに呪いをかけていたせいだった。だがその呪いは、事情を知ったオババがすぐキャンセルしたはずだという。弁天達はその組合へ乗り込み、職員に事情を問いただすと、呪いは手違いでキャンセルされず長年放置され、見事なまでに昇華していたのだった。その後、ラムのいない友引町に微妙な変化が起こり始めていた。ラムのいない地球に用はないと、ランや弁天達は各々の故郷へ帰ってしまったことで、友引町は不思議な力を失い、しのぶは怪力が出せなくなり、面堂はタコの気持ちが理解出来なくなり、メガネは旅に出てラムの思い出を消し去ろうとしていた。しばらくして元の姿に戻ったあたるは、ラムがいない事につけ込み、喜々としてガールハントを続ける。そんなどこか虚無的な生活の中、あたる達は3年に進級。ある日ガールハントをしていたあたるはコーラの缶で手を切ってしまう。その手にはまるで「赤い糸」の様に引く血があった。あたるは忘れていたラムとのやり取りの日々を思い出し、ラムの存在の大切さに気付く。そこに突然現れたラーラという女と共に、消えたラムを探すために奮起。ラムが幽閉された「メルヘンランド」に向かい亜空間へと突入する。亜空間に突入したあたるはラムと対面することができたが、呪いの力で姿形を変えラムと引き離されてしまう。しかし、ラムはどんな姿になろうとも必死にあたるを見つけようとする。ラムはあたるとの赤い糸をたぐってあたるを見つけたが、そのあたるの指には何本もの赤い糸がついていた(あたるの左手の小指についている赤い糸は1本だけだったが)。ラムがあたるに(情けなさから)電撃を食らわせ、そのショックで呪いは消滅した。同時に「ルウ」や「ラーラ」との記憶も消失し、これまでの時間もすべてなかったことになり、あたる達は「友引メルヘンランド」開園前日に戻っていた。

うる星やつら4 ラム・ザ・フォーエバー
うるせいやつら4らむざふぉーえばー
1986年2月22日
やまざきかずお
スタジオディーン
あらすじ
あたる達は、面堂家に伝わる「鬼姫伝説」をヒントに映画を作っていた。面堂家の庭に立つ樹齢300年の老木「太郎桜」は、老朽化が進んでおり映画のストーリーに合わせて切り倒してしまうことになっていた。桜を切り倒す前夜、面堂らは桜を囲んで宴会を始める。そこでラムは桜の唄を聴いた。次の日、太郎桜は切り倒される。しかし、それにより友引町には天変地異が降り注ぎ、太郎桜のあった場所は盛り上がり、山となって頂上に水が入り込み、湖と化した。ラムは体調を崩し超能力を徐々に失い、面堂やしのぶ、メガネ達もラムの存在を忘れつつあった。また、ラムの写っていたはずの写真からも、ラムが消えていた。異変に気づいた面堂が原因を探るため、祖父から『鬼姫伝説』の詳細を改めて聞き出し、あたる、メガネと共に太郎桜のあった山へと向かう。頂上の湖の底深くには、白骨化した鬼姫の遺体が沈んでいた。ある日遂にラムは角(超能力)を失い、やがて謎の道化師について行って失踪してしまう。ラムがたどり着いた先は、太郎桜のあったあの山であった。あたる達とともに山を調査しに行った日の夜。面堂は夢を見た。そして、朝目覚めると、町の中に自分が見た夢の景色が奇妙に入り混じった、巨大な物体が出現していた。夢と現実が入り混じった友引町に翻弄される面堂達は、この世界を破壊することで元の世界に帰れると思い立ち、水乃小路家を巻き込んで無為な内戦を始める。それを尻目に、あたるはただひたすら町中を走り始めた。一方ラムは太郎桜の木の上に佇む「町(友引町)の記憶」と名乗る巨大な胎児のような者のもとに連れて来られていた。その者は、ラムに「思い出だけでも生きて行ける」と告げた。内戦は終戦に向かい、夜は明けつつあった。夜通し走り続けたあたるは遂に倒れる。「元の世界へ帰りたい」と疲れ果てた面堂やしのぶ達が願った。そして朝がやってきた。友引高校に集まった一同の前に失踪していたコタツネコや妖怪達が現れた。そしてラムが帰ってくるのが見えた。朝の光に照らされ、町にあふれていた凍りついた夢は砕けていった。

うる星やつら 完結篇
うるせいやつらかんけつへん
1988年2月6日
出崎哲
マジックバス
あらすじ
ある日、ラムは黒い服を着た老人に「お前を嫁にする」と言われる悪夢にうなされる。サクラの占い水晶玉もラムが闇に捕らわれ、地球も闇に包まれるという不吉な映像を映し出していた。一方ラムの故郷で、コールドスリープで何十年も放置されていた祖父が見つかり、『闇の世界』(ちなみに彼らの言うこちら側の宇宙は『光の世界』という設定)に住むウパという者と「将来女の子が生まれた場合、必ず嫁に貰う」という約束をしていたことが発覚。後日、友引高校にウパの孫、ルパという白髪で色黒い肌の青年が空飛ぶ黒ブタに乗って現れ、ラムの超能力を封じ、ルパが住む闇の世界へとさらって行ってしまう。諸星あたるや弁天達はラムを救いに闇の世界へ向かい、ラムとルパの挙式を阻止するために、闇の世界の少女カルラと共に妨害に入った。カルラはルパの幼馴染でルパに思いを寄せていたが、ルパはカルラのかねてからの強引なアプローチに辟易していたのだった。しかし、ラムとあたるはルパ達の工作と互いの勘違いにより仲違いしてしまう。あたるに愛想を尽かしたラムは闇の世界に残り、あたるはさっさと地球に帰って来た。ところがランが闇の世界から持って来たキノコを食べようと、その日の諸星家の夕食の鍋に入れたとたん、巨大化して街中に大繁殖、地球を埋め尽くしてしまう勢いで増え続けた。ラムは地球のキノコ駆除と引き換えに、あたると再び「鬼ごっこ」をすることに。あたるがラムの角を掴むか、或いはラムに一言「好きだ」と言えば決着が付き、期限までにあたるが遂行出来なければ、地球の住人はラムとその一行の記憶を全て失ってしまうのである。だが、あたるは頑なにその一言を言おうとせず、ただひたすらラムの角を巡り追い続ける。空を飛べるラムに対し、地球人のあたるは劣勢の立場。そんな中、弁天がうっかり記憶喪失装置のスイッチを押してしまう。のらりくらりと空を飛ぶ「ふざけた顔」の記憶喪失装置を止めるため、面堂達は奮起するが、まるで歯が立たずじまい(面堂は、映画版では私設軍隊を動員し、巨大ロボまで持ち出している)。そして、ついに全ての記憶を失う最終日の夕暮れ、あたるは力尽きて倒れた。あたるは、ずっと手に握り締めていたラムの抜けた角をこぼした。それを見たラムは「好きだ」の言葉無しで、あたるの愛を心で感じた。二人は抱き合い、ラムはあたるに角を握らせ、記憶喪失装置はようやく止まった。ルパとカルラも和解し、巨大キノコは無事地球上から駆除された。こうして、第一話から続いた「鬼ごっこ」に終止符は打たれる。が、結局あたるは「好きだ」とは言わず、そちらの終止符は打たれなかった。「一生かかっても言わせてみせるっちゃ」「いまわの際に言ってやる」

うる星やつら いつだってマイ・ダーリン
うるせいやつらいつだってまいだーりん
1991年11月2日
山田勝久
あらすじ
いつものように、ガールハントに精を出していたあたる。そこへルピカという宇宙人の美少女が現れた。ルピカはあたるを誘い、あたるは案の定付いて行ってしまう。ルピカは幼馴染のリオという豆腐屋の少年に好意を抱いていた。リオは、裕福な家庭のルピカと自分とでは身分不相応と思っており、ルピカに近寄らない。業を煮やしたルピカは、神殿星にある「究極の惚れ薬」を求め、リオに飲ませようとしていた。だがこの薬は「宇宙一の煩悩の持ち主」でないと手に入れることができないという代物で、ルピカがあたるを連れて来たのは、この「宇宙一の煩悩の持ち主」である、あたるを利用するためであった。この惚れ薬のことを知ったあたるは、自身のハーレムを作るために利用しようと密かに企んでいた。一方ラムは、ルピカに連れ去られたあたるを取り返しに、弁天達と共に宇宙へと向かう。ラム達に救出されたあたるは惚れ薬を持って地球に帰還。しかしあたるはどさくさに紛れてラムに惚れ薬を飲まされ、ラムを見るまいと必死に抵抗する。その最中に現われたルピカをあたるは見てしまい、惚れ薬の効果でルピカの名前を連呼するばかりの状態になってしまった。ラムはあたるがそうなってしまったことに責任を感じ、自分の行動を悔やんで、ほれ薬の入った瓶を割ってしまう。一方ルピカは偽物のほれ薬を持っていってしまったため、リオに飲ませても薬の効き目はなく、振り向いてもらうことができない。ラムは薬の効き目を打ち消す方法を探すため、ほれ薬のことを教えてくれた占い師にその方法を聞く。その占い師によると満月の日にほれ薬が染み込んだ地面から月の滴草が生えてきてその花の蜜を飲ますと元に戻すことができるという。ラムは月の雫の花を手に入れるため、地球へ。ラムは花を手に入れるもリオを惚れさせるために、月の滴草を求めるルピカに奪われてしまう。